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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

たまには父親孝行でも 

今日は母方の祖父の四十九日法要でした。享年91、大往生です。亡くなる当日、僕の息子を会わせた時、これが最後かも、と思わせる程弱っていましたが、まさかその夜に亡くなるとは。あるいは、ひ孫を見て安心したのかもしれません。ものすごく嬉しそうに手を握ってました。

祖父は小さいながら広告会社を興し、70代後半に経営を退くまで経営者として成功した人でした。戦争でフィリピンで捕虜となり、ずっと行方不明となりながら生還しただけあって、体はタフで気は強く、頑固でいながら切り替えは早かった。初孫の僕にはたまに厳しかったけれど、かなり甘く、子供の頃は真剣に遊んでくれたし、大きくなってからも色んな面で援助してくれました。お陰で色々な経験をさせてもらいました。そうそう、短気で癇癪持ちの血は、しっかり受け継がせてもらいました。

これで、おじいちゃん、おばあちゃんと呼べる人がみんな鬼籍に入ってしまいました。無条件に甘えられる存在がいなくなってしまったというのはなんとも寂しいです。

代わりに自分の両親が、完全におじいちゃん、おばあちゃんになっています。僕にはあんなに厳しかったのに、僕の子供達に対して甘いこと、甘いこと。褒めてばかりでどうしちゃったんだろうと思います。

父は会社を定年退職してもうすぐ5年。多趣味の僕と違い、飽きっぽいために趣味といえるものがテニスくらいしかなく、そのテニスも、体の衰えは隠せないようで、あそこが痛いここが痛いと悲鳴をあげるようになっており、リタイア後は大丈夫かいな、と心配しておりました。実際、しばらくは時間を持て余しているように、トドのように横になって昼間からテレビを見ていました。

その父が、一念発起して本を自費出版すると言い始め、添削してくれとその原稿を渡してきたのが3年前のこと。今まで文章を全く書いて来なかった人の文は、とても読めたものではありません。主語と述語がつながらない、句読点は無茶苦茶。「これから冗談を書きます」という書き出しで、いったい誰が笑いますか。

そんな大量の駄文を、文学部出身で、かつて遠藤周作先輩の再来とまで言われた僕が(言われてへん、言われてへん)、夜な夜な丁寧に直し、さらにプロが校正をかけてくれてできあがった本、『チーフパーサーの国際線航空記』(樹心社1575円)。収支がトントンになる800部なんて捌けるわけがないと予想していたのに、お陰様で増刷となったばかりか、それが元で、最近では故郷今治で講演会を頼まれることまで出て来て、すっかり本人作家気取り。あのダジャレのセンスのなさを思うと、彼へのトークの依頼は完全な人選ミスで、代打で僕が行くべきなんですが、本人の気の乗りようは相当なもの。今日もそうでしたが、会う度に得意げに話してきます。家でふさぎ込むことがなく、母をはじめ、家族一同、大変助かっております。

その本の内容は長くなるので、今日はご紹介だけ。そうそう、表紙をはじめイラストは僕の嫁さんの手によるもの。扉画にさりげなくきのこが描かれているのは、もちろんのことを考えての父からのリクエストです。

チーフパーサーの国際線航空記チーフパーサーの国際線航空記
(2005/10)
曽我部 國男

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コメント

私の祖父も2年前に99歳で大往生しました。当たり前ですが、自分が子どもの頃から既におじいさんで、いつも居るのが当たり前でしたので、居なくなった今でも実感がわきません。明治の機械は強いもので、60半ばにして富士山登頂、70代は老人介護のヘルパー(自分が老人だろうに)、80過ぎに町会議員に立候補すると言い出したような、生涯現役の人でした。自分の親が気がつけば老人になっているというのは、ガビーさんよりも年を重ねている私は身に染みて思います。

ところで、ガビーさん父上様の著書「チーフパーサーの国際線航空記」はおもしろい本です。全編に適度に散りばめられた毒気あるユーモアの小気味よさ、現場ならではの生々しくて愉快なエピソード。ページを繰るだけで、人間曽我部國男氏に触れたような気持ちになる著作です。生のガビーさんを知る者には、血のつながりの妙を味わえるという楽しみもあります。飛行機好きな方、旅行好きの方は即ご注文をオススメします。

特に、「採用試験の面接官」のくだりは、ガビーさんの性格は間違いなく父親譲りであることを痛感します。また、「白い滑走路」のロケの話は度々ガビーさんから聞くカープ戦でテレビに映ったり新聞に載ったりしたときの話しぶりとそっくりです。

ガビーさんは、なんて親孝行な息子なのでしょう。

まりもん #C0xdWXe6 | URL | 2008/05/11 12:55 [edit]

>まりもんさん

僕のじいちゃんは相当強かったですが、まりもんさんのおじいさんはさらに上を行っておられましたねぇ。やはりその血は、まりもんさんにも受け継がれているような。言いそうだもんなぁ、同じようなことを、まりもんさんも。

父と僕は、サービス業という点を除いたら、そんなに似てないと思います。文章を、僕が面白おかしくいじったがために、そういう印象を与えてしまっているのかもな。

本は正直ここまで広がるとは思ってなかったんで、僕の名前がどこにもないのが悔やまれます。クレジットに名前入れて、儲けは折半の約束でもしとくんだった。

なんでもこの秋には母校今治南でも講演することになったんだそうで、凱旋帰郷だと今から張り切ってますが、高校生には、快適な睡眠環境を提供するのが一番のサービスであると、僕は自らの経験から説いております。

ガビー #- | URL | 2008/05/11 20:43 [edit]

大変ご無沙汰です

大変ご無沙汰しております。
上海のフリーペーパーで、かれこれ10年以上ぶりに再会できたこと、この上なくうれしいです。ありがとうございます(って何に?:笑)
これも何かのご縁、ぜひ再開できることを楽しみにしておりますゆえ
キープインタッチしましょう。v-91

松本貴嗣 #- | URL | 2008/05/16 11:22 [edit]

>松っちゃん

いやぁ、突然の電話驚いたよ!しかも上海で僕を見かけるとはw。前回会ったのも10年前に三軒茶屋の路上でバッタリだったねぇ!

昔と変わらない、ゆったりと渋いセクシーな話し方が懐かしかったです。僕もあれだいぶ練習したけど身につきませんでした。

今年こそ、駿台の飲みに是非!そして我が家にも!成田からの出張の前泊に使って下さい。

ガビー #- | URL | 2008/05/16 21:30 [edit]

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曽我部國男

曽我部國男 今治市出身 たまには父親孝行でも 国際線航空記 イットキのホームページ う~ん!!品格が見える・・・・!

今治バリバリリンク集 | 2008/05/11 10:12