カンタ、高校3年生に。
打ち込んできた剣道もいよいよラストシーズン。強豪校との練習試合を重ね、自信もつけてきていよいよ花が咲くかと期待された春ですが...。
関東大会千葉県予選の個人地区予選会では、2回戦で敗退してしまいました。


コロナで機会が少ない公式戦。毎度毎度、初戦から好カードを演出という組み合わせとなり、大物食いをする反面、同じくらいの力量の選手に敗れる、ということの繰り返し。今回も、1回戦から地元強豪校のレギュラーで昨年ベスト8入りしている強い選手でした。ただ、こちらには、出小手と引き面で綺麗に二本勝ちし、
カンタやはり恐るべし、今日こそはいける、と期待させたのですが、
2回戦で別の強豪校のエース級に敗戦。どちらも優勝候補の一角という難敵なのですが、負けた内容がよくなく(右写真)。お互い地域のライバルとして意識はしているはずなのですが、

向こうの方がちゃんと研究していたのに対しカンタは、という負け方でした。まるで初見の相手とやるような正攻法の剣道をしてしまい、泥臭くても勝つ、という工夫に欠けた内容。
深い剣道を目指しているのはわかったが、その前にコンテストでやる剣道をして欲しかった。
一方、
チーム内3番手の後輩が躍動、ベスト4!学校としてこの20年で初の快挙でした。

特に、3回戦のライバル校のエース戦での二本勝ちが鮮やかで。そこで県大会出場資格を得ると、続く準々決勝は延長戦でまたまた上級生を下し、準決勝。延長延長と繰り返すこと4回。手に汗握り、心臓の鼓動は早まり。最後はスタミナ切れを狙う相手の術中にはまっての敗戦でこれは経験の差。今後の総体や来年は頂点を狙えるはずです。
我が子も同然に応援してきた彼の躍進は本当に嬉しかった。前日に僕に相手情報について尋ねてくるなど熱心さが実りました。翌日にはお礼のLINEもくれたし、いい子だ。右の写真は準々決勝、準決勝で30分以上戦った彼を、先輩4人がかりでケアしている図。
閉会式終了後、おめでとうございますとお声がけした顧問の先生からの第一声は
「うちの二本柱はどうしたんだよ〜」でした。カンタのチーム内ライバルも1回戦でよもやの敗戦。

小中と地域絶対王者だった彼はこういう大会になるとすこぶる強いはずなのですが。
1時間近く突っ伏していた姿は痛々しく、悲しかった。彼もまた、カンタ同様、まるで初めて顔を合わせた相手とやるような探り探りの剣道をしてしまったのが大きな敗因と見えました。月末にあった全国大会「柴田旗」では、訳あって後輩抜きの3年生3人で参加も、1回戦、中堅カンタが二本勝ちし、

剣道を高校から始めた副将が引き分けの大健闘で繋ぎ、そして彼がきちんと二本勝ちを納めて見事勝ち上がり。2回戦で九州を代表する超強豪とのお手合わせいただく機会をもぎ取っていました。またこの大会の前の週には、後に東京ベスト4入りした強豪校に遠征、2人共五分の戦いを繰り広げ、とてものっていたはずなのですが(白で面をとるのがカンタ)。
勝負事は難しい。残るは関東大会県予選団体戦、そして総体の個人と団体、あと2ヶ月。もしも総体地区予選会で負けてしまえばあと1ヶ月。剣道続けて12年目。
最後くらい主役の座につくことを願いつつ...。
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Posted on 2023/04/26 Wed. 20:45:10 [edit]
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