ジャンピングサーブ、県大会へ
1か月前、中学総体のソフトテニス、地区ブロック大会で3位になったショーゴ。次の郡大会でベスト8に入れれば県大会。去年の先輩エース達は出場したけれど、あそこまでの実力がない自分達には厳しい、でもせっかくのチャンスなので狙う、と言っていましたが...。入ってしまいました。千葉県大会に行くことになりました!
先週末、雨で1日順延の10日の日曜日。朝、対戦表を見た時は、3回戦に地区大会団体ベスト4の学校の選手、そしてベスト16には全国大会出場常連の学校の選手がいる最悪のブロックに入ったとぼやいていました。が、それ以前に、初戦の2回戦からして大苦戦、ショーゴは精彩を欠き、あと1本で負け、もうダメだ、やはり郡になるとレベルが違う、と僕もそしてペアを組むS君のご両親も観念したところから、まさかまさかの大逆転。なんというタフさと、もう、そこで感心しきりのお父さん。
次の3回戦は、2人共動きが良く、ショーゴ持ち味のジャンピングサーブも決まるようになり、本人達の予想も、周囲の下馬評も覆してしまう圧勝劇。去年練習試合をやった時は化け物みたいに強かった、という相手で、彼らの2回戦も見てた僕は、いやぁ難しかろう、と思ってたのですが。ショーゴ達は、本人達も把握できていないくらいに強くなっていたようです。
で、県大会がかかった4回戦。2人のテニスは出来ていたものの、流石、全国大会出場校の選手、リードを奪われ、やはり厳しい戦いになりました。正直、ここまでかな、よく頑張ったな、と。ところが彼らは精神的にタフらしく、不思議な程粘れる。劣勢になればなるほど強くなる。S君は冷静に相手を分析し戦術を立て弱点を攻め立て、ショーゴはサーブだけでなくパワーとスタミナにものを言わせてのラリーでの逆襲。炎天下の下、フルセットまでいった長い長い試合の末、ついに逆転勝ち。最後は相手が根負けした感じでした。県大会だっ!と思わずガッツポーズしたのは親達の方で、本人達は至ってクール。
準々決勝もまた、とてもいい感じでこれはさらに上に行くかと思わせる動きでしたが、S君が疲れからか足をつってしてしまい、そこまで。体力あるショーゴはむしろその日一番の動きで奮闘してましたが、初戦、彼のミスのせいで長い試合をしてしまったのがここへ来てS君のスタミナに響いたようでした。ま、実力を遥かに上回る郡大会ベスト8、よくやった、大したものだ!!
そんなショーゴは、オレはむしろ、個人戦でより団体戦で勝ちたい、みんなにベスト4で貰える賞状を持たせたい、と。日頃、個人の手柄なんてどうでもいい、仲間で何かをやり遂げる方が大事なんだと説いている僕は、心底嬉しく、ショーゴよりはむしろ彼の友人達に声援を送るために16日の団体戦も観戦に。ですが、気持ちが空回りしたか、個人戦では初戦で敗れていったみんなが力をフルに出して奮戦していた一方、肝心のショーゴが自滅、ベスト4にあと一歩届かずの結果に。ガッカリ。そしてとても申し訳なかった。
団体戦敗退でチームメートは全員引退した今、県大会へ向かうショーゴよ、彼らの思いや期待を胸に、この後やれるだけの準備を全部して、持てるだけの力を100%発揮したプレーを!
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