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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

関東平野を追われるミヤマクワガタ 

ニイニイゼミ、そしてヒグラシが鳴き始めました。夏の扉が開きつつあります。今年の関東は、雨がほとんど降りません。陽射しの好きな僕に、そんな休みはありがたいですが、農作物がちょっと心配。庭の菜園もくたばり気味です。


IMG_4777.jpg昨日は家族3人揃って、恒例のミヤマクワガタとポルチーニ茸探しに、栃木県茂木町から茨城県の御前山周辺へ。2週間前に1度、カンタと2人で訪れているのですが、その時はまだ早く、ノコギリクワガタが少し見られただけでミヤマクワガタは♀1匹のみ、茸は全く、でした。例年、7月第1週がクワガタ採りにも茸採りにも一番条件が良いので、昨日は期待したのですが…。


IMG_4778.jpg朝早く家を出て、9時半にはフィールドに立ち、よく知っているポイントだけでなく、新しくいい場所も見つけ、汗をダラダラ流しながら採集に勤しんだのですが、採れたのは62mmを筆頭に、大きめの♂多数のノコギリクワガタ、20匹程。対してミヤマクワガタは、成虫になれたのが幸運だったとさえ言える38mmの超小型の♂1匹のみ。他に、スジクワガタ10匹とコクワガタ、それにカブトムシの♀1匹。


かつてミヤマクワガタの里だったこの一帯から彼らは追われてしまっているようです。15年前、僕が住んでいた時には、ノコとミヤマはかなり綺麗に棲み分けており、ミヤマの住む山にはノコはほとんどおらず、見つかったとしても小型の♂でした。IMG_4803.jpgが、近年急激に変化が見られます。過去の採集記事を探っていくと、2012年あたりから顕著ですが、大きさも数の上でもノコギリクワガタが圧倒的です。昨年はついに特大のノコがいた一方、ミヤマのかっこいい♂は見つけることができず終いでした。


研究者の中には、ノコギリクワガタの方がミヤマクワガタよりも喧嘩が強いためという説を唱える方もいますが、それだと今までミヤマしかいなかった林のことや、大きなミヤマのいるしまなみ海道の島々にはノコは少ないということの説明がつきません。IMG_4767.jpgそもそも大きな♂同士で比較すると、ミヤマの方が一回り大きく、かつ好戦的です。♀ではさらに差が顕著で、ミヤマの♀は♂とも喧嘩をするほど攻撃的ですが、ノコの♀は実におしとやか。加えて両種の幼虫は地中の朽ち木を取り合う関係ですが、ミヤマの幼虫の方が遥かに獰猛です。つまりミヤマがノコに物理的戦いで負けているという説にはかなり無理があります。それよりも、生息環境が変化し、ミヤマが生きながらえなくなった所へノコが進出していると、考えた方が自然です。


広大な雑木林は一見何も変わっていないようです。が、1つ気になることが。夕立の少なさです。住んでいた頃には、毎日のように、酷いと1日に複数回遭っていた雷雨。ショーゴが小さい頃には、採集中に真っ暗になり、雷に怯えたということが何度かありましたが、この4年、採集中に突然の豪雨に遭遇したのは1度だけです。「これだけ晴れて暑くなると後で突然やってくるから、その時に休憩しよう」と子供達と作戦を練るのに空振りすることばかり。森の潤いと涼しさを必要とするミヤマクワガタにとって、夕立が減ったのが堪え、僕のフィールドから急速に消えていっているのかもしれません。30年前には今治にも、あるいは僕の育った山の手の周辺部にも、そして今住む成田にもミヤマがいたようですが、今は全くいないのは、都市化による乾燥に因ると考えられます。


条件が揃えば関東の平野部にもいたミヤマクワガタは、もっと標高の高い所へ落ち延びていっている、そんな気がします。


IMG_4749.jpgところで、茸の方はというと、ヤマドリタケモドキのポイントでは沢山生えていたものの、1日遅かったみたいで、IMG_4771.jpg大きく開いた傘は虫だらけという個体ばかり。幼菌を4本採取しただけに。そして、もっと期待していたムラサキヤマドリタケは1本も見当たりませんでした。あとはイロガワリ。これもポルチーニの1種で可食の茸ですが、触るとすぐに青緑に変色するのがどうも不気味で…。他に、栃木県民が愛してやまないチチタケ(チタケ)を見つけました。IMG_4770.jpg栃木ではその乳白色の汁が美味しい出汁になる」と珍重されますが、何度食べてもそうは感じません。ただし、確実に食べられる茸は貴重だし、結構高く売られているのでとりあえず確保。IMG_4766.jpg空梅雨のせいか、種類を問わず茸は少ない印象で、タマゴタケも草むらの中にひっそり生えていたのを1本見ただけでした。












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# |  | 2016/07/04 05:57 [edit]

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