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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

食は広州に在り 

まもなく退社する会社で11年間にわたり行かせてもらった中国。P1050186.jpg数えてみたら100回にわずかに届かない渡航数でした。人間の(あるいは僕の?)環境適応力のおかげで前にも書いた通り、僕は今では結構中国が好きになっています。その中国で一番、すごいや、参った、となったのは、中国南部の都市、広州の食事情かもしれません。


広東料理の中心地広州を初めて訪れたのは2005年。「食は広州に在り」(食在广州)という言葉と共に、一目置かれているグルメな街というのは、もちろん知っていましたし、その素材を活かしたあっさりとかつバランスのよい味付けは、中華の四流(四川、北京、上海、広東)の中で一番好きだったので、本場のそれがどんなものか、非常に楽しみに向かいました。


着いて早々食事の前に感じたのが、世界中の華僑の多くが広東省から出ているだけあって、北京や上海に比べてオープンマインドで商売気が強く、実に仕事がしやすい、という点。儲かるんやったらやりまっせ、という大阪商人のような明快さがあり、ロジカルな説明を好んでくれる気質は、香港と相通じるものがありました。もっとも、洗練さという点では、200キロと離れていない香港とは大きな差が開けられてしまっていましたが。


P1060237.jpgその時、中国出張の担当になってすでに3年が経過し、毎度繰り広げられる飲酒の無理強いをされる宴会と、そこで供される油や唐辛子を多用した胃に負担のかかる食事に、閉口していた頃でしたが、広州ではそれはありませんでした。お酒は飲んで酔うにこしたことはないけれど、そんなことしなくても意思の疎通はできるからと強要はしてこないし、医食同源の思想に基づく食事は、まず何時間もかけて丁寧に作られた温かいスープから始まるところからしてお腹に優しいものでした。


P1060241.jpgが、優しいのはそこまで。その後出て来る料理の凄さ。飛んでいるものは飛行機以外撃ち落として食べる、四つ足は机以外なんでも食べる、二つ足で食べないのは両親だけだ、IMG_0152.jpgと誇らしげに語りながらもてなしてくれる広州の料理の下手物ぶりといったら。左の写真は、ハレの日に出て来る最高のご馳走、という仔豚の丸焼きですが、何もこんな無惨な姿にしなくても...。また、右は鶏の足。ゼラチン分と軟骨が美味で僕は結構好きですが、一方でここまでしゃぶりとらなくてもとは思います。


IMG_0147.jpg他、僕が食べたのを覚えているのだけでも、ヘビ、ワニ、犬(チャウチャウ)、ラクダの瘤、ヤクの内蔵、サソリ、ゲンゴロウ、何かの虫の幼虫(蛹?)...。衝撃がすさまじく、ほとんどのシーンで写真を撮るのを忘れていた程。


ある日連れて行かれた食材が水槽で飼われている海鮮のレストランに、チャウチャウ犬がゲージに入れられて並んでいました。通訳をしてくれていた当時大学を出たばかりのとても可愛らしい現地の女性に、食品を扱うところに犬を一緒に置くのは衛生的でないから絶対にしちゃダメなんだよねぇ、なんて話すと、「あ、これ食べられますよ」と言い、お店の人と二言三言言葉を交わした後で、「締めてから1週間くらいしないとおいしく食べられないそうなので、この犬は今日は食べられませんが、1週間前に締めたのがあるそうなので、それを食べましょう」と。目の前のチャウチャウ君は、そうとも知らずに愛想よくこちらを見つめており...。


IMG_0151.jpgさらに、別のケースにはゲンゴロウが入っているのを発見。虫好きの僕は一瞬ペットショップと錯覚しましたが、そのレディーが、「これ揚げるととってもおいしいんです、食べましょう!これ下さいっ!」と満面の笑みで言い放ったシーンは今でも忘れられません。またそれを実においしそうに食べるのです、二十歳ちょいのお嬢さんが。


下手物が円卓に上がると起こる僕らの悲鳴を楽しんでいるのか、あるいは喜んでいると勘違いしているのかはわかりませんが、食事の度にいったい今日は何が出て来るのか、というちょっとした恐怖を味わいながら、彼らの食に賭けるプライドを感嘆していました。日本を含め、世界の中華料理の本流は広東料理。もちろんそういう特殊な食材の料理はあまり広まっていませんが、そこにはあらゆる国境を越えていったたくましい華僑の人達のパワーの源が垣間見えるように思います。












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Category: 西方見聞録

Thread: 海外旅行

Janre: 旅行

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コメント

最高!

これはいいですね~。(外国人みたいな発言と発音だ!)

いや、ゲンゴロウは食べてみたい!子供の頃から、「こいつは食べられるに違いない」って、本能が語っていたもん。やっぱりね。

チャウチャウはかわいそう過ぎる。あのお顔で、食べられて一生を終えるのは不憫じゃないですか?

といいながら、先日、我が家の羊もとうとう食卓に上る日を迎えたのですが、
おいしかった~v-238
食用の家畜に名前はつけるな!と近所の人に言われていたので、羊としか呼んでいなかったんですが、いざとなるとやはり「かわいそう」で、ここは男性の出番とばかり、夫と息子ががんばり、その後に皮をはいだり、内臓をだしたりは、私も協力しました。

におうかとおもえば、本当においしかった!しかも、どうも肩こりにいいような、疲れにくいこのごろ。もしかして?と、その滋養効果に驚いています。

まじですよ!


ポンセ #- | URL | 2013/12/16 09:22 [edit]

>ポンセさん

何を隠そう、この記事はポンセさんの羊の記事を読んで思いついたのです!飼っている羊を締める、
なんて、僕には見てるのも無理だなぁ、と思った時、チャウチャウが脳裏に浮かんで来ました。

食は本来そういうものなのに、僕らはいつの間にか工業製品のように思ってしまっているんでしょ
うねぇ。千葉にある有名な観光牧場でも、羊のことをかわいいかわいいとナデナデした後、ジンギ
スカンのバーベキューをやるわけですが、プロセスが遮断されて目隠しにされているからこそ無感
覚にできるわけなんでしょうねぇ。ラム肉は大好き、でも自分で締めることができない僕には、あ
りがたいことですが。

ゲンゴロウはダメです、というか虫がダメ!食べられません。これはもう、僕には乗り越えられな
い壁ですwうまそうなんて思えるんだぁ、ポンセさん、すごい!

J.A.ガビー #- | URL | 2013/12/16 11:52 [edit]

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