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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

混ざり合う魅力、香港 

あちこちへの海外出張をしている僕は、それぞれのお国柄にポジティブになることを心がけています。嫌だな、という気持ちになってしまうこともありますが、それは自分の馴染んでいる習慣と違って慣れていないというだけ。逆に彼らも日本に来たら嫌だなと思う事象なのかもしれないのです。だから、どこそこは好きじゃないとは言わないようにしています。また、そうしていたら、そういうマイナス感情もだんだん持たなくなってきたから不思議です。


一方、好きな街はあります。1番を決めるのは難しいですが、香港はそのうちのひとつ。その魅力は、なんといっても色んなものが混ざり合って綺麗にエネルギッシュに昇華されているところです。


P1130020.jpg別に都会だからよいというわけではありません。新しい高層ビル群もいいですが、それ以上に緑の方が僕には大事です。なので、例えば自分の生まれ育ったところにもかかわらず、東京にはあまり魅力を感じません。その点香港はまず、山も海もあり、その上で背の高い建物が並びます。まるで僕の愛するしまなみ海道が都市になったような近未来な風景です。もちろん、瀬戸内海がそうなって欲しいというわけでは全くありませんが、グリーンとブルー、キラキラ眩しい太陽に、アクアマリン色の窓ガラスを多用したビル群はよく調和し、とてもスタイリッシュです。


DH000006.jpg風景だけでなく、人もまた多文化がぶつかり合う素晴らしさを見せてくれます。今、香港は中国の一都市ですが、香港の人で自分たちのことを中国人だと思っている人はたぶんいません。必ず香港人だというでしょう。それはイギリス統治下にあったから、英語を使うから、という単純なものではなく、そういうのも含めた香港としてのアイデンティティがそこにあると思います。西洋にも東洋にも目が開かれ、いいと感じるものは何でも吸収し、消化してしまおう、という精神性が僕には感じられます。


僕の香港の仕事先では、社内の序列や関係性に過度に神経質になることなく理詰めの意見交換をすることを重視する西洋的な面と、相手を気遣いホスピタリティーに長ける東洋的な面の両方がバランスよくあります。厳しさと優しさが共にある明るいやりとりを通じて出て来る集団の意思決定は、スピードがとても早く、かつ明確です。英語にしても、理路整然と筋道立てて話すことを求めて来ると同時に、できる人が多いとはいえ決して母語ではないので、できない人の苦労や気持ちもわかってくれ、相手のレベルに合わせてくれます。10年前の僕は英語は全然だめでしたが、彼らが辛抱強く接してくれたお陰でなんとなく使えるようになりました。


IMG_0975.jpgP1060212.jpg食べ物の豊かさ、これも他の食文化に接したことで磨かれているが故なのだと思います。香港料理のベースとなった広東料理そのものも周辺の海の幸山の幸に恵まれおいしいですが、香港ではさらに、東南アジアの果物や西アジアの香辛料といった食材を巧みに取り入れています。そして和食のように素材の良さを活かした調理を施す一方、フランス料理のように足し算をしていき複雑な味わいを醸し出すこともします。白く清潔な皿を活かした美しく華やかな盛りつけ、さらに器の中の食べ物だけでなく、照明やサービス、調度品全体のバランスや店全体の雰囲気にまで気が配られるところが実にインターナショナル。食べ物はおいしいのだけれど、皿が欠け、クロスが汚れ、それを上から白い蛍光灯が照らしている、サービス係の所作が雑で笑顔も少ない、黒ずんだ絨毯に不釣り合いな立派な置物が鎮座している...といった、外の文化と出会っていない中国本土の高級レストランとは、決定的な違いがあります。加えて香港では、世界中の料理も味わうこともできます。色んな国のレストランチェーンがしのぎを削っています。中にはアレンジされ、それでいて洗練された香港オリジナルなものも。西洋人には作れなかった洋食や日本人には作れなかった和食を楽しむことができるのです。


P1130024.jpgそして風景も人も食べ物も、香港はデザイン力にも秀でています。落ち着きのある中間色を多用し、広東語と英語の併記された標識は見やすい文字。ピクトグラムも随所に見られ、初めてでも大変入りやすい街のはず。そして明かりは電球色中心。「100万ドルの夜景」は、ただ単に派手なわけではありません。色んな国から観光客を迎えてきたことによってセンスが研がれてきたためではないかなと思います。


ともすれば相反する異文化をうまく取込んでいってしまう包容力ある感性。彼らが直面している政治体制への不安も、このままなんとかしていってしまうような気がしています。僕は仕事の仕方の多くを、「ロジカル、なのにフレンドリー」な香港から教えてもらいました。








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Category: 西方見聞録

Thread: 香港

Janre: 海外情報

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コメント

初コメでお邪魔します

今晩は  香港の風景 何と魅惑的な街でしょう。
私は大好きです。あの雑踏と喧騒 素晴らしく洗練された山の手の家なみ 大好きなスタンレーの今はどうなっているのでしょう。

相子 #- | URL | 2012/10/30 21:39 [edit]

>相子さん

ようこそ、いらっしゃいませ!コメントどうもありがとうございます。

僕の知る香港はこの10年ですので、以前の香港からどうなったかはよくわかりません。ですが、中国へ返還されたことで輝きを失ったということは全くないようです。

ところで、相子さんのブログを拝見しました。美味しそうな立派な平目にチダイ!うらやましい!昨日僕は外房へ釣りに行っていたのですが、釣れたのは、この平目にひと飲みされそうな小さなイシモチとチヌでした。我が家の食卓にもそんな大物をお迎えしてみたいです。

そして、他のお話もう〜ん、これはとても面白そうです!ゆっくり拝読させて下さいませ。

J.A.ガビー #- | URL | 2012/10/30 22:17 [edit]

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