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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

矢印の誤解 

フランス、とりわけパリは、英語が通じない、と言われてしまいます。IMG_0528.jpgしかもそこには、彼らはわかっているのに話さない、という非難のニュアンスが含まれています。道に迷って英語で尋ねたのに解決に至らなかったという経験をした旅行者がたくさんいて、そう言われてしまうのでしょうが、ここにはちょっとした誤解があると僕は思っています。


前提として、フランス人も学校で英語の勉強をさせられますが、他の西欧諸国に比べると、苦手にする人が多く、日本と同じくほとんどの人が投げ出してしまうようです。日本語を使う我々からするとヨーロッパの言葉は、人の外見や街並と同じくみんな同じに思えてしまうのかもしれませんが、ラテン語系のフランス語は、ゲルマン語系の英語とはだいぶ異なります。ドイツ人やスカンジナビアの人々が学習するようには簡単にいかないのです。さらに、西洋では英語の次に幅を利かせているのがフランス語です。同じラテン語族のイタリアやスペインの人達が、外国語を身に着けることが生活を左右するのと違い、異国の言葉を学ばなくても食べていけるのです。そこへきてフランス語が世界で一番美しいと思っている人達です(僕もそう思いますが)。つまり、勉強が難しい上に必要に迫られている人は少なく、その上に自国語への強い誇りがあるため、一般に思われているよりもずっと英語はできないのです。


IMG_0933.jpgそんな方々ですので、いきなり英語で話しかけても答えられないのです。そりゃあ中にはわかっているのに使わない人もいるにはいるでしょうが、多くの場合、本当にできないだけです。英語でいきなり話しかけられたら、日本人だと恥ずかしがって腰がひける、となりますが、フランス人だとほとんど臆することなくフランス語で返してきます。その対応が意地悪をしているように思われてしまうのかもしれませんが、悪気はないどころか、むしろ親切心故だったりします。フランス語で一言、英語でお話してもよろしいですか?と言えば、こちらの目をじっと見て、なんとかしてわかろうとする優しさに触れることと思います、できないのに!


それでは表記の方はどうでしょうか。最近は日本でも公共の場では英語での案内が当たり前になってきましたが、フランスではずっと前から英語表記は使われています。ところがどういうわけか迷った旅行者に、英語が通じない、という八つ当たりを受けることになります。いったいなぜでしょう?


僕はその理由が、英語にではなく他にあると確信しています。矢印です。


IMG_0904.jpg左の写真を見て下さい。ANAでシャルルドゴール空港ターミナル1に到着した時の写真です。機能性よりはデザインを優先し、いかにもフランスらしいアヴァンギャルドな建築物ですが、ちゃんと英語で手荷物受け取り場、つまり出口への進路が出ていますね。この写真だと出口は下の階。そこでエスカレーターを探して降りていけば...はい、もうそこで迷子です。実はフランスの標識で下向きの矢印「↓」は、直進を意味します。日本では「↑」が指す意味なのです。その証拠に、この写真の案内の下にはエレベーターは↓であると指示が出ています。エレベーターに乗るのにわざわざ下の階へ案内されることはないですよねぇ?つまり、ここを真っすぐ行くとあるよ、と言っているのです。


P1120082.jpgちなみに、こちらはロンドンのヒースロー空港。ご覧の通り、日本と全く同じ矢印の使い方です。フランス以外の国でも↓が真っすぐをさす例を僕は知りません。パリへ日本から直接入るにしても、他の国を経由して入るにしても、知らず知らずのうちに間違えてしまう旅行者が多くいても不思議ではないと思います。


IMG_0936.jpgいかがでしょう。言われなきフランスの悪口に、フランス贔屓として文字通り、「一矢」報いることができたのではないかと思うのですが...












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コメント

No title

こんばんは。
あまりにガビーさんらしいフランス贔屓に、笑ってしまったのと納得。
フランス大好きなんですね。
いつか行ってみたいのに、行けていません。
ヒースローには、ちょっと懐かしくなりましたが。

れん #- | URL | 2012/04/29 22:34 [edit]

>れんさん

お久しぶりです、れんさん。コメントありがとうございます。

フランス人は意地悪だ、とか言われると、なんかねぇ、自分のことのように、そうじゃあない!と言ってあげたくなるんです。だってすごくよくしてもらってますから。

確かにパリの人が優しくないという面はあります。でもそれは大都会ゆえ。東京都同じです。フランスの方々は、理屈好きなようでいて、情で動き、情にもろく、情に厚いです。

是非、「お越し下さい」!

ガビー #- | URL | 2012/04/30 11:56 [edit]

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