藤巻健史さんと尊敬する妹
で、最近僕が密かに目標にしている方のお一人が藤巻幸夫さん。伊勢丹でカリスマイヤーとして鳴らし、福助社長を経て、現在イトーヨーカドー顧問。
朝日新聞史上でお目にかかり、この方はかっこいいなぁ、僕とは分野は違うけれど、いつもこうありたいと思っているスタイルを、すべてお持ちだなぁ、と感じ、ご著書も手に。読む度に、そうかそういう風に考える手があったか、と発見させられたり、やっぱり今の僕のやり方でよかったんだ、と自信をもらったりしてきました。本は読み終わるとたいてい売ってしまうのに、藤巻幸夫さんのご著書は、家にそのまま置いてあるし、1冊は、一番期待している会社の後輩にもあげています。もひとつ言うと、イオン派だったのに、ヨーカドー派に鞍替えしております。僕の最近買った衣料品は、ほとんど幸夫さんが手がけたヨーカドーのPBブランドです。
その幸夫さんのお兄さんがこれまた有名人で藤巻健史さん。幸夫さんの本にも度々ご登場するし、新聞紙上で対談され、その度に幸夫さんにいじられているので存じていましたが、僕がさっぱりわからない金融の世界の方なので、弟さんに比べれば少し遠い存在でした。そうそう、僕は2年前から株は買ってますが、負け続けていますし、なにより質が悪いのは、後づけであれその説明が全くできていないこと。だって体系だった知識が全然身についていないんですから。その点競馬はいい。自分で説明できるだけの理解があります。もっともこちらも負け続けてますが、それは僕に問題があるのではなく、僕が買うとディープインパクトとでさえ負け、僕が買わないとデータを覆してでも飛んで来る武豊がいけないのです。
おっと脱線。
昨日まで行っていた中国大連への出張に旅立つ際、何か面白そうな本はないかと、空港で物色していた時に、たまたま藤巻健史さんの本『外資の常識』を手に。普段なら買わないところも、金融の専門的な本ではなさそうだし、帯に土屋賢二さんの文句があるのを見て、あれだけ面白い土屋教授が「金融とユーモアのめったに見られない融合」と賛辞を送っているのだから、これは読むべき、と、読破できない可能性も頭にいれつつ、買ったのです。難しくて読み進められなかったら上質の睡眠薬にもなるわけですから無駄にはなりません。
面白かったぁ!一晩で読み切ってしまいました。ご兄弟での対談では弟さんに引っぱられていてソフトに振る舞っておられるだけで、お一人ではもっと堅い方かと想像してました。だって、ご著書のカバーのお写真、いつも退路を断たれた日本兵のようにビシッとしているんですもん。ところがこの本を読んで、お兄さんもまた、ユーモア溢れる生き生きとした方なんだなぁ、ご兄弟揃って尊敬しちゃうなぁ、お会いしてみたいなぁ、なんて思いました。
僕の周りには金融の世界で働いている親しい人が少しいるので、ひょっとしてつながりがないかと手当り次第にメールしてみたところ、なんと妹のチエから「もちろん知ってます。その本はうちにサイン入りであります」。
なんとっ!!おいおい、そのサイン本譲ってくれ、どうせ君にはその価値はわからんだろ、とメールを返すと、「藤巻さんはテニス仲間でもあります。美人の奥様ともどもコートでご挨拶します。年賀状もいただきます」。
生まれて初めて妹を尊敬しました。一介のファンながら、球場でカープの選手の方から帽子をとって挨拶してくれる僕の妹だけのことはある!小さい頃から僕のおかずもおやつも分捕って食べ、最大で20センチの身長差をつけてくれて兄の権威を踏みにじってきただけのことはある!バイクとぶつかって、バイクをはねた妹だけのことはある!
なんとかサインをいただけないか、とりついでいただけないか、と丁重にお伺いすると、「尊敬する妹、のタイトルでブログを書いたら考えてあげる」と。ハイハイ、わかりました。チエ様、力一杯書かせていただきました。これでようございましょうか?
しかし、あの藤巻ご兄弟とご縁があるなんて、我が家始まって以来の快挙、墓場までもっていくべき名誉であるかもしれないのに、どうして家族の誰も今まで僕に自慢してくれなかったんだろう?
朝日新聞購読者は皆さん藤巻さんご兄弟を知っているはずですが(知らないのであれば、新聞を蠅たたきかトイレットペーパーとして買っている方でしょう)、全く知らない、という方は、人生損してます!
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