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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

アブラゼミの羽化とセミの幼虫の♂♀ 

去年はツクツクボウシの羽化、先月はヒグラシの羽化の連続写真をアップしました。次は関東のセミの王者ミンミンゼミをご紹介したかったのですが、愛媛での夏休みが終わってから忙しく、発生ポイントは見つけているものの、幼虫を捕獲することなく時期を逃してしまいました。来年へ持ち越しです。代わりに、8月の上旬に撮影しておいたアブラゼミの羽化を。


アブラゼミは、北国を除き、平地から低山地まで自然林から市街地までどこにでも生息し、セミといったらこのセミというくらい普通のセミだと思います。関東でも一番数が多いのはこのセミで、たいてい子供達のセミ捕りの一番の餌食となっています。ただし、羽まで茶色いルックスは今イチ、鳴き方は他のセミに比べて単調でメロディになっておらず、おまけに1日中けじめなく暑いと夜間でも鳴く、という特徴から、馴染みはあってもあまり人気はないセミといえます。とはいえ、羽化する姿はなかなか美しく、一見の価値ありです。都市の児童公園の乾いた地面からでも発生し、この時期でも簡単に見つけられますので、是非、探してみて下さい。


IMG_1310.jpgIMG_1321.jpgIMG_1325.jpgIMG_1329.jpgIMG_1331.jpg









羽化の仕方は他のセミと同じです。羽化しやすい場所を見つけたら30分くらいじっとして、背中から開始。羽まで出てきたら逆さにぶら下がり、静止してそのまま10分ほど休憩。


IMG_1333.jpgIMG_1336.jpgIMG_1340.jpgIMG_1349.jpgIMG_1350.jpg









生きているのかなぁと思うくらいじっとしていたのが突然足をばたつかせて体を起こすと一気に仕上げ。広げていく羽が透きとおっていない白色なのが特徴で、伸ばし切ってから30分くらいするとうっすらと色がつきはじめ、さらに1時間すると最後の写真くらいに。6、7時間もするともう立派なアブラゼミとなって、飛んでいきます。


P1060453.jpgP1060457.jpgさて、アブラゼミは特筆すべき点がなく、書いている僕もこれだけでは面白くないので、もう一つ。右はアブラゼミの幼虫の抜け殻です。見たことがないという人はいないのではないかと思います。濃い褐色で艶があり、泥がついていないこと、そして触覚が毛深いことでアブラゼミとわかります。で、2つ並んだ抜け殻、♂と♀なのですが、どこでそう判断できるでしょう?


P1060454.jpg正解はお尻の先にあります。右の抜け殻には、先端の内側に鋭角の突起がありますね。これは産卵管。つまり右が♀なんです。幼虫時代にすでに産卵管ができているのなら、♂が鳴く時に使う腹弁もあってよさそうなものですが、こちらの痕跡はなぜかありません。不思議です。



この、♂♀の見分け方は、図鑑にもあまり載っていないので、夏休みの自由研究に使えるネタかも。セミなんてどこにでもいて誰の目にも耳にも入ってきますが、それでもあまり知られていないこんなこともあるのだ、と思ってもらえたら嬉しいです。これが、例えばミンミンゼミともなると、ちょっと注意深く接するだけで不思議な生態が見えてきます。謎だらけです。例えば、我が家の周りは緑豊かな人里ですが、ミンミンゼミの声が聴けるのは特定の民家の屋敷林で、緑の濃い雑木林ではほとんど耳にしません。それに気がついている人もまたほとんどいないと思いますが...あ、もう夏も終わり、ミンミンゼミの深い話は、来年にとっておきましょうね。









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Category: 自然探索

Thread: 散策・自然観察

Janre: 趣味・実用

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コメント

No title

大阪市内ではクマゼミしか観察できないので、色々なセミの羽化が見られる環境がうらやましいです。

そのクマゼミも近ごろは亡骸が目立つようになりました。

ムギ #- | URL | 2010/08/21 21:20 [edit]

>ムギさん

梅雨明けと同時に現れて、甲子園と共にいなくなるクマゼミこそ、夏の象徴ですねぇ。夏も終わりだ。

ガビー #- | URL | 2010/08/21 21:45 [edit]

格下げ

ミンミンゼミの生態は変化してきたようです。
盛んにセミ採りをしていた30数年前、ミンミンゼミは樹の高い所に留まっていて、子供の網では採れない貴重品でした。しかし、最近は高い樹がなくなってきたせいか、アブラゼミ並みに低い場所に留まっています。先日などは、街路樹の地上1Mの場所で鳴いていました。

また、アブラゼミのように街灯で節度なく鳴かないのがミンミンゼミの良さでした。しかし、街灯に使用される電球が昼色光になってきたためか、街灯に留まり夜鳴くようになってきました。

そんな訳で、自分の中ではミンミンゼミはやや格下げ傾向なのですが、環境の変化に適応しようとしている虫に責任はないですね。

まりもん #rXlokqrg | URL | 2010/08/22 14:11 [edit]

>まりもんさん

おっしゃる通り、ミンミンゼミは環境の変化に柔軟に対処してきている感じです。まさにそこを書こうかと思っていました。

ウィキペディアでは、「高温に弱い」と記述されていますが、彼らには温度はあまり重要ではないように思います。それより、乾燥化に異様に強い。もともと都心部の街路樹に多くて、きっと皇居の森で繁殖しているのだ、と安易に考えていましたが、屋敷林がほとんど消滅した山の手でも大勢力になっていたり、昔はほとんどいなかった今治市の平野部でも開発が進むに連れ数が増えてきたりと、開けたところにはどんどん進出しています。今年中国の大連でもこの亜種の鳴き声をたくさん聴き、気がつきました。また、元々クマゼミがいる今治では、面白い現象も見られます。そのあたり含め、続きは来年~。

ガビー #- | URL | 2010/08/24 05:59 [edit]

おはようございます

朝から何でコメント書いてるんだろう(笑)
今日は半休です。
午後からはトラブルに対応しないと…(涙)
いくつか前に遡って読ませて頂きましたが
ガビーさんて、自然との触れ合い重視派ですか?
私がうちの息子としていること(させている?)
と非常に近い事が多いので…。
セミ捕り・観察、カブトムシとクワガタ、
今の時期はバッタですわ。
うちは東京との県境の埼玉ですが、
昨日はまだツクツクボウシがありました。
子供も、アブラゼミ=大衆、ツクツク=貴重
なんて、勝手にランクづけしており、
最近はアブラには見向きもしなくなったり(笑)
昨日は埼玉の自然学習センター主催の
親子バッタ採集+観察に行ってきました。
荒川の土手には、メチャクチャ大きなバッタ
がいるんですよ。

そうそう、このブログ、リンクさせて頂いて
よろしいですか?

mizokichi #- | URL | 2010/09/13 10:07 [edit]

>mizokichiさん

大変うれしいコメントありがとうございま
す!

前回、僕と共通項があることをほのめかさ
れていたので、何だろうと考えていたので
すが、まさかそことは。

はい、自然との触れ合い重視派で、かつ、
ここはかしこまって書くことにしているの
で違う印象かもしれませんが、相当なおし
ゃべりで毒舌家です(勝手にかなりの親し
みを感じております!)

外での遊びは、息子にさせているというよ
りは、率いてやっているって感じかも。リ
ンクにある、愛媛の「をかしや」さんとい
うプロの自然案内人さんに、久々にこうい
う大人見た!と呆れられるくらい、自然遊
び大好きです。そしてたぶん、異様に詳し
いと思います、職業とは全く関係ないんで
すがw。

ツクツクボウシは今頃羽化している個体が
まだまだいますので、当面楽しめるはずで
す。また関東平野部なら、アブラゼミの声
を10月になっても必ず1度は耳にしますの
で、覚えておいて下さいませ。

成田はそういう点からもすごいところです
よぉ。我が家の周りにはまだ売れていない
分譲地がたくさんありますが、そこでトノ
サマバッタはもちろん、鈴虫まで捕まえら
れます!荒川の河川敷が、家の隣にあるよ
うなものです。あと、ウサギやカワセミも
います。さ、どうでしょう、お待ちしてま
す!w

リンク、どうもありがとうございます。こ
ちらは勝手につないでしまっておりました。
ここでは今後も、海外でのことに毒づくこ
とはないと思いますが、mizokichiさんの
ブログの記事は、いちいちごもっともで、
そうよ、そうよ、そうなんよ、と独り言い
いながら楽しませてもらっていますので、
リンクしていただけるのは大変光栄です!
どうぞよろしくお願いします。

ガビー #- | URL | 2010/09/13 20:00 [edit]

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