4年ぶりに夏の愛媛に。今までだと3月くらいからソワソワする年に一番の行事ですが、
今回は母の新盆法要が主の短い夏休み。息子達もそれぞれに生活があり、我が家は僕1人です。もしかすると家族3人での旅行は、
春の納骨での帰省が最後なのかもなぁ。
1人だし、コロナ禍で出張がなかったためマイルも溜まっていないしで、
初めて成田空港第3ターミナルからジェットスターに乗ってみました。
Peachは利用したことがありますが、あちらはLCCながらANAと同じ第1ターミナル。で、ジェットスター、飛行機に乗り慣れている僕には、とても良かった。手厚いサポートは要らないしその分安く移動できるのでこれはありがたいなぁと。しかも定刻よりも15分程早く到着してくれたおかげで、松山駅で予定より1本、1時間早い特急しおかぜへ接続してくれたため、
宿となる休暇村瀬戸内東予には自宅から5時間かからず到着、過去最速。子供の頃には早朝家を出て羽田空港から福岡空港もしくは大阪空港で乗り継ぎ、松山では交通渋滞に巻き込まれ、やっと乗った急行いよで1時間以上かけて今治、という、
丸々1日かけて辿り着く遠い遠い所だったのに。1人なので、
妹のレンタカーに同乗させてもらうことにした結果、行動は彼女達、特に甥っ子の希望に左右されます。到着した土曜の午後は海にいくのかな、と思いきや、
僕と虫採りがしたいと。もちろん任せなさい、と妹の運転でしまなみ海道へ。

久々の黄金ポイントに僕もワクワク。ですが、週末で先行者がいたらしくもぬけの殻。近くの、こちらはたぶん知られていないであろうという
アキニレのポイントで、ノコの大きな♂と、見つけるのがなかなか難しいヒラタの♀を捕まえましたが、彼が欲しいのはミヤマクワガタ。もう1か所、4年前に見つけた場所も記憶を頼りに入ってみましたが、こちらも誰かが来た後だったようで空振り。なので手にした獲物は淋しいものでしたが、
キラキラ輝くタマムシと、猪捕獲のトラップを見せられたのはよかったかな。
明くる日曜日は、1週早い母の新盆。まずは山の中にあるお墓の掃除をし、近くの菩提寺へ。ここで
4月に亡くなった叔父の家族と合流、法要を合同で執り行いました。彼は僕の父より6歳も若い73歳。とても明るくサービス精神たっぷりで、僕の一番好きな親戚のおじちゃんでした。12月の母の葬儀の際とても痩せた姿だったものの、胃癌で食道から腸までバイパスを作る大手術して、それでも生きとるんよ、今の医療は凄いんよ、と得意気に話してくれたのが最後。春になり急激に悪化したようです。亡くなる前夜、息子(僕の従兄弟)に向かって、自分はもう死んでる、今まで連絡を控えてきた大事な人達に「父は死んでいます」と連絡しろ、という無茶な指令を出したと、実に叔父さんらしい逸話も遺し。まだ100日しか経っておらず、従兄弟の目には涙が。
その後は、母と叔父のお墓参りをし、会食、解散。一旦宿に戻って着替えたら、

夏休みモード全開、浜辺に降りて海水浴を楽しみました。4年ぶりに入った瀬戸内海は、それはそれは気持ちよかった。子供の頃、叔父ちゃんによく放り投げられたよなぁと思い出しながら、僕も甥っ子を。夕方まで全力で泳ぎました。夕飯が美味しかった。
翌日は1日中海釣りをして過ごす目論見で、釣具もたっぷり送ってあったのですが、沖縄諸島を進む台風の影響で朝から雨、波も高く、断念。水着で入る温浴施設、
クアハウス今治へ。ここができた高校生の頃はものすごく賑わっていた施設ですが、老朽化した館内はほぼお年寄りの集いの場に。おかげで昔は並ばないと楽しめなかったウォータースライダーも独占状態。2時間ほど楽しんで、昼ご飯にいつも必ず行くうどんの人気店へ。でも店頭に、人手不足で提供に時間がかかりますという告知があり、商品も、瓶だしうどんのはずが瓶には入っていないという、ちょっと寂しい様相。
天気は概ね回復、海の荒れもだいぶ収まっていたので、迷ったもののアオイソメを少しだけ買い、釣りをすることに。でも海で遊びたい甥っ子もいるので本来狙いたい根魚の釣れる防波堤へは行かず、海水浴場の砂浜に。そこでキスを狙って投げるものの、1年ぶりの釣りで糸が劣化していたようで、2、3回投げては錘ごと失うという失態を3回。
魚の反応はあるものの、波も大きくて甥っ子は遊べず、空模様も安定せず、餌を余して帰宿、フラストレーションが溜まる残念な日になりました。お金かかってるのになぁ。
チェックアウトする火曜日も、朝から天気は雨混じり。
波は前日よりもさらに激しく、泳ぐのにも釣りするのにも厳しい。残っていたアオイソメを海に流しに行ったついでにちょっとだけ釣竿を振ってみたら、小さな小さなハゼが。本当ならこれを餌にマゴチでも、といきたかったところですが。僕が出立するまで何をしようか甥っ子と話し、
平日で雨というのは虫採りにはチャンスでもあるという僕の言葉にのってくれ、全員で島へ。そちらでは運良く雨が上がっていたこともあり、
言葉通りに彼が欲しがっていたミヤマクワガタと、僕が見たかったネブトクワガタを見つけました。そして宿へ戻り、温泉で汗を流し、

壬生川駅から1人アンパンマン列車に乗り松山駅、松山空港からジェットスターで成田に帰りました。そうそう、松山駅からの路線バスでは、大声で隣の別のお客さんを恫喝するお客さんが出て、警察が出動する騒ぎに。僕は目撃者として取調べに協力、お陰で飛行機には滑り込みセーフ、というバタバタの帰路。
全体的に慌ただしく、消化不良感の残る短い帰省でした。
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Posted on 2023/08/16 Wed. 20:45:59 [edit]
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