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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

ヤマドリタケモドキ、のモドキ 

昨日は千葉県立房総のむらの里山観察会「野生きのこの観察」に参加して来ました。P1150726.jpgここのところ急に涼しくなると同時にまとまった雨もあった好条件下、大豊作でした。一見してあちらこちらに茸の姿が目につき、かつてこの観察会では経験したことのない程。全部採っていったら切りがないので、我が家は、もう十分馴染みがある食べない茸類は採取をやめ、自分達が持って帰りたいものと、食べられるか否か同定できないおいしそうなものに絞って集めることにしました。


自分達が持って帰りたいうちの一番は、イグチの類い。ヤマドリタケモドキムラサキヤマドリタケを筆頭に、アカヤマドリイロガワリ等、フランス料理で使うセップ(イタリアではポルチーニ)の近縁達です。日頃もこれらばかり追っているので、判別もまぁだいたいできるようになりましたが、よく似ているのだけれどちょっと違う、食べられるのかなこれ、という茸が見つかることも多々あります。それを調べることでまた新たに茸を覚え、同定力は上がります。過去にもそうやってウラグロニガイグチミドリニガイグチブドウニガイグチ、といった、毒はないようだけれども食べても美味しくない茸が頭に入りました。


P1150774.jpgP1150739.jpg今回も、あっヤマドリタケモドキだっ、と思って小躍りして手にしてみたら、う〜んなんか違うなぁ、という大きいイグチが、しかもたくさん見つかりました。傘が厚くしかもその色が薄いなぁという感じですが、でもヤマドリタケモドキも図鑑ではこういう感じのが載っていたから可能性はゼロじゃない、ただ、ヤマドリタケモドキにしては柄の編目の彫りが深いなぁ、でもムラサキヤマドリタケだってこれくらいはっきりした模様をしている...こんな具合に、自分の持っている知識と食べられるセップの仲間であって欲しいという願いの間を行ったり来たりしたのですが、傘の裏の白いヒダに触れても変色することがないヤマドリタケモドキに対し、この茸は少し褐色に変化することで、違う種類であるのは間違いない、でもなんだろう、と講師の吹春俊光先生の鑑定に委ねることに。


P1150743.jpg結果は、ホオベニシロアシイグチ、という食べられるけれど少し酸っぱい味のする茸だそう。傘の表面の色の濃淡には個体差があるのであてにならないようですが、やはり真っ白の柄の編目がはっきりと隆起しているのと、管孔がうっすらと紅色で傷つけると褐変することが決め手でした。ヤマドリタケモドキと見間違え、がっかりさせられることが多い一番の茸、という参加したベテランの評もありました。ああ、たくさん発見したのに残念。欧州の針葉樹林に生える本家のセップ・ポルチーニは、和名でヤマドリタケと呼ぶのに対し、日本のものは広葉樹林で見つかるため、ヤマドリタケモドキとまるでまがい物であるかのようなかわいそうな名前がつけられてしまっていますが、この「ガッカリポルチーニ」ホオベニシロアシイグチこそ、モドキではないかと...。


P1150758.jpgショーゴが得意とするテングタケ類がたくさん見られた一方で、食べておいしいイグチ類は意外にも集まりませんでした。それらはどちらかというと、秋のというより、夏の初めと終わりの茸なので、もう時期が過ぎてしまったのかな、と思っていたのですが、P1150775.jpg今日、家の近くに探索に出かけた息子達と嫁さんは、ヤマドリタケモドキ、ムラサキヤマドリタケ、アカヤマドリを、右の写真の通りに持ち帰りました。我が家の周りでここまで一気に採れたのは初めてです。う〜ん、僕も見たかった。こんなに一気に食べられないから、スライスして干さないと。


IMG_1336_20120930193529.jpgP1150773.jpgP1150777.jpg大きなマントカラカサダケの幼菌を手にご満悦のカンタ。駐車場そばの草原にニョキッと生えていました。おいしく食べられるそうですが、ちょっと不気味。持ち帰りはしたものの、食べずに水を含ませた脱脂綿とともに容器にいれて、台風が過ぎ行く中、傘が開いていくのを観察しています。







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Thread: 散策・自然観察

Janre: 趣味・実用

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距離感 

昨春から、週に2回のペースで、5キロくらいを歩くことにしています。いわゆるウォーキングというやつです。きっかけは、それまでは3ヶ月に1度程度だった海外出張が大幅に増えることになったこと。常に体調を万全に努めようと思ったのです。まぁもともとお酒も煙草も嗜まず、朝食も睡眠もしっかりととる(とらないと動けない)、どちらかといえば健全といえる毎日を過ごしてはいましたが、今一度生活を見直してみた結果、食事と運動の2面については知識も行動も甘いなぁと気づきました。で、食の方は、食生活アドバイザーなる資格を目指して勉強、無事2級をとったのでその知識を毎日に活かすことででひとまずよしとして、体を動かす方は、有酸素運動を取り入れて体幹を強くしようと考え、姿勢を正してお腹に力を入れて歩くといういつでもどこででもできる一番シンプルなエクササイズに飛びついたのです。幸い愛用のiPhoneには、GPSを利用してデータを残し励ましてくれる便利なアプリもありましたし、出張先では治安上外出できない土地でもホテル内のスポーツジムが使えることが多く、続けるのはそう難しくありません。


効果はどうだったかというと、1年間で約100日を海外で過ごす結構厳しい生活をしながら、一度も体調は崩しませんでした。また不惑が迫ってきて、太りやすくなってきた傾向に楔を打ち込めた感じで、体重こそ2~3キロ落ちただけながら、体脂肪は20パーセントを越えないようになりました。さらに、家の周りの知らなかった道をいくつか発見、茸や虫を楽しむフィールドが広がりました。


P1150619.jpg5キロというと、どんな距離でしょうか。実は始める前の僕には、ちょっとやそっとでは歩けない長さ、という風に思えていました。山の手育ちの僕の小学校までの通学路は、丘のアップダウンがある1キロ弱の道。それは学校内で遠い方でした。また、最寄り駅を走る東急線も、ビルが立ち並ぶ都心部の地下鉄も、駅間がだいたい1キロでした。恐らくそんな環境で育ったために、幼い頃から僕の中では1キロ、というのが知らず知らず区切りとなり、そこを越えると遠い、という感覚が身についたのだと思います。


なのでそれが例えば3キロ、となると相当なことでした。実際、小学校の林間学校でここから滝まで3キロを歩きます、という先生の言葉に覚悟を決めたのも覚えているし、都心部に通っていた高校生の頃は、約1キロの1駅間なら歩く、2駅だと悩む、3駅だと地下鉄にというのが選択の基準でした。さらに横浜に住んでいた大学生の時、遊びすぎて終電をやり過ごしてしまい、ため息混じりに友人達と歩いて帰ったのもちょうど3キロの道のり。いずれも記憶に残るくらい、気構えが必要だった道程といえます。もちろん、それ以上を歩いたことも多々ありますが、初めから距離を意識する時、3キロでさえ僕にはそれなりの数字だったと言えます。


ところが、成田の田園風景の中だとちょっと違うのです。3キロはいうまでもなく5キロ、さらに7キロと、平気で歩けるのです。僕の住んでいた町から渋谷までが6キロくらい。でもかつて、徒歩で行ってみようとは思ったことは一度たりともありません。ところがその距離を、割と気楽に毎週歩けてしまう、それがどうにも不思議です。


P1150706.jpgしかも時には僕の息子達も一緒についてきますが、7歳の下の子でさえ3キロ歩いてもケロリとしています。それどころか、途中から走って先に行ってしまうほど。5キロくらい歩いて初めて、今日は結構行ったね、と言います。小学校へもちょうど1キロくらいですが、全然遠いとは思っていないようです。僕は同じ距離で、自他共に家が遠い子として認めていたというのに。


思うに、距離に対する感覚は多分に周りの風景に影響されるようです。建物に囲まれている道では、目線が近いところにいってしまうのに対し、開けた田んぼの中では、自ずと目は遠くの目標を求めるようになります。この視野の広さの違いが、歩いている時の距離感の違いにつながるのではないでしょうか。さらにはその経験の積み重ねによって自分の中に一定の尺度なりボーダーラインなりができあがっていってしまうのではないかと。


成田という田舎で子育てをするのには、自然に直接触れ合えるというわかりやすい利点だけでなく、距離に対しての気持ちの尺度が長くなる、という利点もあるのではないか、と思うようになりました。もっとも、それが果たして、体と心の力、つまりは生きていく上での持久力や視野の広さに直接結びつくのかは、都会で育った自分のそれだって、という自負もあり、わかりません。ですが、そうであって欲しいと願ってもいるのは間違いありません。


僕よりも強く、僕よりも大きく、僕よりも立派に。稲刈りが終わり、本格的に秋へと移ろい行く成田の景色の中を闊歩しながら、そんなこんなを考えていたら、今日も5キロはあっという間でした。













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Category: ファミリー

Thread: 楽しく生きる

Janre: ライフ

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コップンカップ 

挨拶のフレーズがない言語ってあるのでしょうか?僕はないと思っています。そして、仕事でどこかの国を訪問する時には、必ずその土地の言葉で「こんにちは」と「ありがとう」くらいは最低限言えるようにしています。日本語を知らない外国人が、日本語で挨拶してくれたらとても嬉しい、それと同じで、たった一言で、一気に打ち解けた雰囲気になれます。


P1150430.jpg先週、初めてタイのバンコクを訪れました。タイでは、こんにちは、は「サワディカップ」(女性はサワディカー)Sa wad dee krab、ありがとう、は「コップンカップ」(コップンカー)Khob khun krab、と言い、いずれも「ワイ」という胸元で手を合わせる合掌を伴うというのは、以前タイ航空に乗ったことがあるのもあって、知っていました。が、初めてのバンコクで、あちこちでその挨拶に触れて、その姿の美しさ、言葉の響きの心地よさに感動を覚えました。


合掌は、浄土宗系の高校を出ているので慣れているのですが、タイの人のそれは微妙に違っており、掌から合わせるからか指先の動きが上品に感じ、また少し肘を浮かせているので美しいのです。P1150386.jpgそして、言葉の響きもなんともいいようのない柔らかさ。僕なりに分析すると、日本語より音程が少し上でリズムがスロー、かつ「コップ(ク)ンカッ」の「ク」のように飛んでしまうように聞こえる音があるから、ではないかと思いましたが、どうでしょうか。これを出会った方々から必ずされるのです。マクドナルドだってほらこの通り。挨拶されただけですごく嬉しくなり、思わず返してしまう、こんなに素敵な挨拶が他にあるだろうかと、今もその心地よい余韻に浸り、使いたくて仕方がありません。


P1150410_20120916150233.jpgP1150392.jpgP1150395.jpgバンコクの街中を散歩していたら、エラワン廟というパワースポットで、奉納されているタイ舞踊を見ることができました。繊細ともまた緩いともいえる音楽と踊りに、僕はしばらくの間、飽かず見惚れました。ここではタイの人だけでなく、多くの観光客が祈りを捧げるべく、ワイをしていました。


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P1150503.jpg何も知らないままの1人での街歩きだったので、驚くことも色々ありました。夜18時、突然音楽が流れて来たと思ったら、周りの人が一斉に直立不動になったので、なんだなんだと僕も慌てて気をつけをしましたが、1日2回、国歌が流れて、皆さん国王と国歌に敬意を表するのだそうです。P1150385.jpgまた、最近できたばかりというスワンナブーム国際空港から街中で出る列車、エアポートレールリンクの切符は、プラスティック製のコインでした。中にICチップが埋め込まれているようです。


P1150408.jpg有名な観光スポットに行く時間はなく、いかにもアジアらしいバッタもん市場を冷やかしながら歩き(サイゴン程面白いものはなかったのが惜しい)、フードコートで香草が一杯入った麺を食べただけという束の間の滞在ながら、挨拶をきっかけに、僕はすっかりタイが気に入ってしまいました。次回は是非、賢い象に乗ってみたいなぁ。バンコクの街中では、象が闊歩していると思ってたんだけど。









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コップンカップ!







Category: 西方見聞録

Thread: 海外旅行

Janre: 旅行

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空から見ると ~その21 空港9~ 

しまなみ海道贔屓だからというわけでもなく、島、という言葉にはどこか情緒惹かれるものがありませんか?今日は久々に空から見た空港シリーズの、半島を含めた島の特集を。


P1130209.jpgまず関東の島といえば伊豆諸島。写真は2000年に噴火し、その後5年近く、島民でさえ戻ることができなかった三宅島、三宅島空港です。現在は、小康状態となり居住制限区域もなくなったものの、入島者は二酸化硫黄を緩和するガスマスクを常時携帯することが義務付けられているそうです。なので観光客の数は噴火前まで戻っていないようですが、人間がしばらく離れていたために、海の中の生き物がさらに豊かとなり、釣りやスキューバダイビングには絶好の場所となっているとのこと。羽田空港からわずか45分で釣り天国かぁ...。


P1130211.jpgP1130208.jpgこの三宅島の南、写真でエンジンのすぐ上に見える丸い島は、クワガタ好きなら一度は訪れてみたい御蔵島。近年イルカウオッチングで有名になった場所ですが、僕は、世界でここと三宅島の北西に位置する神津島にのみ生息するミクラミヤマクワガタの島として、小さい頃から名前を知っていました。ミクラミヤマクワガタはミヤマクワガタとは名がつくものの、お世辞にもかっこいいとはいえない古いタイプのクワガタで、近縁種が中国南部に見つかっていますが、不思議なことに三宅島含め近隣の他の島にはいません。徘徊するばかりで飛翔することがなく、体も大きくないクワガタなので、恐らくは昔は他の島々にもいたのが、御蔵島と神津島のものだけが絶滅を免れ現在に至るのではないかと考えられています。


P1150220.jpg次は石川県の能登半島にある能登空港。日本海には山口県の萩でしか接したことのない僕には今のところ縁遠いのですが、親子でととけんをもっている魚介好きとして必ずや訪れてみたい場所です。この一帯は、冷たい深海に温かい対馬海流が流れ込む特別な地形から、「天然のいけす」とも形容される水産資源の宝庫となっています。ホタルイカやシロエビ等ここでしか味わえないものをはじめ、ブリ、ベニズワイガニなど名だたる海の幸がわんさか。日本海の魚種の大半が穫れてしまうそうです。う〜ん、食べたいし、釣りもしてみたい!ところで、この写真、韓国ソウルからの帰路に撮影したものですが、シートテレビのない小型機内で、直前まで激しい揺れに見舞われていた悪天候のフライトの最中、雲が突然切れて姿を現したところを捉えたものでした。なので写した時にはそこがいったいどこなのかわかりませんでした。左側が雲に隠れていたため島に見え、でも隠岐にしては大きく、佐渡の方は通るはずがなく、いったい何島なのか見当がつかず混乱し、帰宅してから能登半島だとわかった次第。日本の地図も、なかなか頭に入っていないものです。


P1140299.jpg最後にこちらは山陰の弓ケ浜半島。1000年程前までは島だったと言われている半島です。その中央、横切るようにあるのが鳥取県の2つ目の空港の米子空港、愛称、米子鬼太郎空港です。自衛隊との共用飛行場で、美保飛行場というのが正式名称。こちらも土地勘が全くありませんが、宍道湖がいい目印になりわかりやすかったです。出雲の国は、両親が新婚旅行に訪れたという土地。また、好きな戦国武将毛利元就が長い間対峙した尼子氏の月山富田城の跡地には是非いつか行ってみたいなと思っています。P1140294.jpgちなみに鳥取空港はこちらですでにご紹介していますが、先日、晴れた日に撮影できたので、もう1枚。








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Category: 空から写した風景

Thread: 旅先での風景

Janre: 旅行

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夏の終わりの虫採り中年 

8月の終わり。今年もヒメオオクワガタを採集しに、上信越地方の標高1000メートル前後のとある山道を、気心の知れた仲間とたっぷり歩いてきました。P1150247.jpgクワガタを採るためにわざわざ?、と呆れられそうな遠出ですが、去年も書いた通り、目にも涼しげなブナ帯を、恐らくは名前もない川の水の音を耳にしながら歩くのは、それだけでもとても気持ちがよいのです。もはや、これをやらないと、大好きな夏が過ぎ去ることへの踏ん切りがつかない、そんな行事になっています。


とはいえ今回はとても気温が高く、歩き出してすぐ汗ダラダラに。暑さ故にか、いつもなら盛んに鳴いているエゾゼミがほとんどおらず、対照的にアブラゼミやカブトムシの気配がし、まだ真夏そのものといった様子でした。冷涼な環境を好む秋のクワガタであるヒメオオクワガタが出てくるにはまだ少し早い感じがし、今日は姿を見れないかもと思いながらひたすら林道を歩いていると、黄色と黒のド派手な警戒色をした大きなトンボ、そうオニヤンマが飛んでいるのを見つけました。


普段なら姿を見ても捕まえようとは思わない、というより、正確にはあっという間に高いところへ飛んでいってしまうのでとても捕まえられないのがオニヤンマですが、この日はヒメオオクワガタを採るために手には虫採り網を持っていました。そして彼らは谷筋や尾根伝いだと、縄張りをもっているのか同じところを行ったり来たりする習性があるので、僕の前へと過ぎ去った後身構えていると、向こうからこちらへ向かってきました。そこをバサッと!


P1150230.jpgP1150235.jpg標本作りをするわけでもなく、もちろん飼育ができるわけでもなく、そもそもそれを持ち帰る入れ物もなく、採ることに意味はなかったのですが、その雄大な姿に、手にしてみたい、という気持ちが沸々と湧き上がり、ほとんど反射的に網に収めたオニヤンマ。およそトンボらしからぬバサバサと力強く音を立てる羽、照りつける太陽をものともしないサングラスをかけたような大きな眼、これ以上怖さを見せ付ける配色はなかろうという胴体、そして手にしようとした瞬間激痛を喰らわせてきた立派な足と顎。流石トンボの王様です。こうしてしげしげと見たのはもしかしたら初めてかもしれません。


もっとも、それでもなんとなく小さく感じ、もしかしてオニヤンマに類似の種類なのかもと思い後で調べてみたら、よく間違えられるオオヤマトンボとは配色が違う上、それよりは体も大きく、間違いなくオニヤンマのようです。なんでも大きさには案外地域差や個体差があるのだとか。


P1150241.jpg放してやったら、少し離れた木の枝先にやれやれという感じにぶら下がりました。赤トンボやシオカラトンボのように水平に止まったほうが美しいと思いますが、体が大きいヤンマはこのように止まることが多いですね。その方が風に当たる面積が広くなり、熱を逃がせて楽なのかも、なんて思いましたが、果たして本当のところはどうなのでしょう。


P1150242.jpgヒメオオクワガタはというと、標高を上げ、1200メートル付近で、汗もかかなくなったあたりのヤナギやブナにポツリポツリと。たいていこのように、木を自分で削り染み出た樹液を舐めています。蛾やカミキリムシの幼虫によって荒らされることで出てきた樹液に群がっている平地のクワガタと大きく違うところです。


15キロ強の山道を歩いて5匹だけの収穫でした。一生懸命探してみるのですが、広大な森の中のあくまでも道沿いの木々を片面から見ているだけなので、まぁ、気温からすればこんなものかな、という感じです。P1150243.jpgP1150245.jpgあと半月もすればもう少し見つかるようになるはずですが、それでもせいぜい10匹程度と、極めて効率の悪い虫採りです。ただそれくらいが自然に余計な負荷をかけずに、ちょうどいいのだとも思います。何せあまり飛ばず生息域が限定されている上、繁殖飼育がとても難しく、根こそぎ採ってしまうようなことがあればなかなか復活は難しいと思われる虫ですから。かく言う僕もいまだ1匹も孵したことがなく、殖やしてあげられません。今年はどうかな?


大きくなった昆虫少年達だけで過ごす、とても楽しい1日でした。ただ、夏が終わるのに、きっぱりと諦めをつけに行ったはずが、なかなかそう簡単には...













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Category: 自然探索

Thread: 散策・自然観察

Janre: 趣味・実用

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