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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

林道をゆく 

僕は、IMG_0022_20110828210154.jpg8月の終わりから9月のはじめにはいつも、虫好きの仲間と大人だけで上信越のとある山に行き、標高1000mの林道を歩くことにしています。目指すのはクワガタ。わざわざそんなところまで、しかもこんな時期に?と思われるかもしれませんが、いるんです、ヒメオオクワガタというクワガタが。


ヒメオオクワガタは、30年くらい前まではどこで何をしているのかわからない幻のクワガタでした。中学生の頃に出版された本にやっと生態について解き明かした解説が載り始めた、というくらい。今では、夏よりも秋、高山のブナ帯に局所的に生息しているクワガタで、日中、ヤナギ類の若い木の枝を傷つけて蜜を吸う、というのはよく知られていますが、野外で実物を見つけたことのある人はそれほど多くないのではないかな、と思います。P1080976.jpg僕自身、ヒメオオクワガタを自力で見つけた友人千葉のマスターさんに連れてってもらうまでは見たことがありませんでした。写真の右側は昨日採集して来たヒメオオクワガタの♂52mm。その名の通りオオクワガタを細身にしてかわいらしく仕立てたようなシルエットで、異様に長い足は、木の細い枝に掴まるのに適しています。比較のために並んだ我が家のペット、オオクワガタの「官兵衛」君がとても立派なので小さく見えてしまいますが、これでも特大の部類の個体。これを探しに行くのが、僕の夏のフィナーレの行事となっています。※官兵衛の名は、知将黒田官兵衛より。


もっとも、ただこのクワガタが欲しくてする遠出、というのとは、ちょっと違います。確かに最大の目的はヒメオオクワガタの採集ですが、ブナ帯の林道を歩くこと自体がとても気持ちがいいんです。


P1080940.jpg昨日は往復で20キロ、高低差300mの山道を7時間近く歩きました。決して登山ではなければ、トレッキングというほどでもない、通常の散歩の延長戦上にあるような山歩きですが、すでに紅葉し始めた淡く透き通った緑、ところどころに現れる小さな滝の音、ブナやシラカンバの木々の合間を時折駆け抜ける爽やかな風。そんな中を汗をかきながら歩くのは、最後はヘロヘロになるものの、なんとも言い様のない心地よさです。


生きものも色々いて、昨日は猿を見かけましたが、カモシカを見たこともあります。熊には出くわしたことがありませんが、新鮮な糞なら見つけています。もっとも、あまり不意には出会いたくない相手ですが。


P1080955.jpgP1080957.jpg虫だと、一番面白いのがエゾゼミの類い。メロディーはおろか抑揚すらなく、ただただギーと鳴く歌は、日本人の我々にすらノイズィーにしか聴こえませんが、網をあてるととてもおかしなことが。このセミはたいていなぜか逆さに止まっており、おまけに飛ぶのがものすごく下手なため、虫採り網は上から被せずとも、下にあてがうだけでポロリと落ちて来てしまうのです。そして網に入るとそこからうまく飛び立てないので、こんな写真を悠長に撮ることが可能に。P1080930.jpgこの性質はきっと、危機的状況に出くわした時、上に飛び立つとかえって無防備になるので、薮となっている下に落ちるようになったんじゃないかななんて思います。ちなみに写真はたぶんアカエゾゼミの♀。いつもよりたくさんいたところを見ると、夏の歩みが今年は少し遅いのかな?また、昨日は羽が退化して飛べないミヤマフキバッタの仲間もたくさんいました。彼らもどこかのんびりしていて、簡単に捕まえることができます。


P1080960.jpgP1080950.jpg僕は植物の知識はまるでないのですが、マスターは詳しく、色々教えてくれます。昨日はこの釣鐘型の花を見つけて、これは珍しい、写真撮っといた方がいいよ、と。ツルニンジンといい、根は貴重な山菜なのだとか。あとは、野生の紫陽花、ガクアジサイがたくさん咲いていました。観賞用の紫陽花は、日本原産のこのガクアジサイを改良して作られたそうです。IMG_0027_20110828205724.jpgちなみに紫陽花には、実は毒性があり、食べたら死に至ることもあるのだと。毒、といえば、昨日は咲いていませんでしたが、もっともっと怖い、有名な強毒の植物も見つけたことがあります。右の写真の青い綺麗な花、これがあの有名なトリカブト...。


P1080942.jpgP1080945.jpgえっと肝心のクワガタはというと、冒頭の♂はこんな風にキョロキョロしているところを捕まえました。どうです?なかなか雄大でかっこいいでしょう?林道の谷側のヤナギやヤシャブシの若木を丁寧に見ていくと見つけることができます。下は崖になっているので、クワガタ採りにしては珍しく虫採り網が必要。網を下にあてがい、上からつついて落としてネットに入れます。昨日は合計で3匹の♂を採集、2匹を飼育のために持ち帰りました。♀が採集できせんでしたが、ヒメオオクワガタの繁殖はとてつもなく難しく僕はまだ成功していないので、まぁ、いてもいなくても同じかな、と。他にもアカアシクワガタミヤマクワガタスジクワガタをゲットしました。


体力も気力も尽き果てるくらい歩き、ついには夏が去っていくのになんとなく諦めがついた、そんな林道での昆虫採集でした。













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Category: 自然探索

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2011 今治の夏 ~海からの恵み~ 

今年の今治滞在では、いつになく釣り三昧で過ごしています。そこにエネルギーを注ぐ分、いつも燃えるヒラタクワガタの採集にもほとんど出ていません。その一番の理由は、僕がいつも行く茨城県の鹿嶋港や外房には震災の爪痕がひどく残っていて、春以来魚釣りができなかったから。ショーゴと2人、日本さかな検定「ととけん」への勉強を通じ魚を捕りたいという気持ちが高まっていたのに、それができずにいたので、夏休みのずっと前からとことん釣りをするぞと心に決め、僕は釣り竿を新調までしました。もっとも、悲しいことに、嫁さんが滞在初日に踏みつけてまっ二つにしてしまい、結局使えなかったのですが。


ショーゴは、滞在している今治湯ノ浦ハイツで開催されている自然体験プログラム「おもいっきり釣り!」で、去年の夏、まろさんに投げ釣りの基本を教えてもらったものの、1年もやっていないので忘れてしまったため、今年も参加。IMGP1316_20110815204225.jpgをかしやスタッフ、ハリーさんに、道具の準備から投げるところまで全部自分1人でできるように仕込んでいただきました。こういうのって、子供は、不思議な程、親以外の人の言うことをよく聞きますよねぇ。P1080805.jpgP1080835.jpgハリーさんの丁寧なご指導の後、張り切って釣り始めると、いきなりシロギス2匹をゲット。夜にも、僕の父親とショーゴと3人で湯ノ浦の浜へ。今治滞在で初めての夜釣りでは、父親がタイワンガザミを釣り上げました。ショーゴは泳いでいるフグを手づかみで捕まえるという離れ業も。そのスピード、他のことにも活かして欲しい。


一方僕も、まろさんに弟子入り。彼は、インタープリター(自然案内人)として自然の色々な側面を見せるのが職業ながら、時間があれば釣り糸を垂れたいという太公望。仕事の中でも釣りについてとなると、力の入り具合、目の輝きが明らかに違ってきます。去年の5月には、メバル釣りをしている最中、60センチの真鯛を釣り上げ、子供のようにはしゃいでいたこともあります。(その様子はこちらを)


通常のプログラム「おもいっきり釣り!」は、サブタイトルに「がんばらんでかまんのよ~」とついている通り、釣りが最終目標の技術を身につけるものではなく、釣りを通じて海の美しさや素晴らしさに親しんでもらうのが最大の狙いとなっている、とてものんびりした企画なのですが、他にお客さんがいなかった昨日の午前中、僕だけに特別に技術講座を開催してもらい、ルアー釣りを中心にフィッシングの理屈と奥深さを学びました。いわく、魚がいつどんな時にどこにいるのかがわからないといけないと。いわく、フィッシュイーターの目の前に来たものに飛びつく習性を利用しているけれど、最近は匂いつきの餌釣りに近いルアーもあるのでそこから入った方がいいと。いわく、高級な道具よりも、まずはロッドとリール、糸、ルアーのバランスが大事であると。そんなこんなをたくさんの道具を触らせてもらいながら勉強し、また、ノーネームノットも手取り足取り教えてもらいました。先生、ありがとうございます。


P1080844.jpg成田から僕が行く外房や鹿島灘は、瀬戸内海よりも波が遥かに激しく、また手軽な釣り場となる漁港や防波堤が少ないため、今治の砂浜でやるちょい投げをそのままできる場所がものすごく限られていますが、ルアー釣りができるようになれば、太平洋の広い砂浜が釣り場にできるので、今後、身につけていきたいと思います。なんとか来年の夏までにはマゴチかヒラメを1匹釣りたい(そして食べたい!)。まろさん、弟子からの報告をお楽しみに!来年は一緒に島に行きましょうね、お休みの日に。(写真は釣り師のまろさん)


P1080873_20110815203952.jpgP1080856.jpgそうそう、幼稚園児のカンタはまだ泳げず、釣りも教えていないのですが、いつもの泳ぎながらの手釣りをやりたいというから持たせてみたら、数分たたないうちに、右の通りに。兄のショーゴ同様、初めて自分で釣り上げたのがチヌ(キビレ)になるとは。これを手釣りで釣るのはとても難しいはずなのです。僕でさえ、1回の滞在で1度成功するかどうか。なのに続けて、嫁さんも歓声をあげ、その手には同じくキビレ。習ってないのになぜ釣れる?その後、僕とショーゴは必死に釣り、僕は無事1匹ゲットしましたが、ショーゴは今年はチヌはボウズ。来年への大きな宿題です。


P1080906.jpgそして、30年来お世話になっている今治湯ノ浦ハイツの板前さん、すごいのです。カンタが釣った15センチに満たないキビレを、こんなに綺麗な姿造りに!カンタはもちろん、一家大感動。


今治の海は、今年も、僕達に色んなものを授けてくれた、そんな気がします。


*自然体験プログラムは、8月21日(日)まで開催中です。詳しい様子は、をかしやさんのブログを見てみて下さい。













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2011 今治の夏 ~大三島もすごいぞ~ 

今年もまた、大好きな真夏は、大好きな愛媛県今治市で6歳の時に初めて来て以来、30回目の滞在になりました。でも、まだ、まだ飽きません。むしろやりたいことがどんどん湧き出て来て、1日の短さに焦るくらいです。


P1080799.jpg僕の夏休みは、以前シリーズで書いている通り、朝から晩まで海と山で子供のように遊ぶのをよしとし、毎日同じように過ごすのですが、今治にやって来る初日だけは少しずつ変化をつけます。今年は、刀ブームに沸くショーゴとカンタのために、しまなみ海道の中央に位置する一番大きい島、大三島を訪れました。大三島にある大山祇神社は、平安時代に朝廷から「日本総鎮守」の号を賜って以来、争乱の度に武将達によって武運を祈る場となり、武具が奉納されてきたため、国宝・国の重要文化財級の甲冑・刀剣がずらり。源頼朝、義経のものと伝わる鎧、後醍醐天皇の子護良親王や後村上天皇のものとされる太刀をはじめ、木曽義仲、平重盛、源為朝、和田義盛といった鎌倉時代前後の名だたる武将からの奉納の品を見ることができます。僕も小学生の時に初めて来て以来、勝手に自分の守護神としていますが、参拝したのは大学生の時以来15年ぶり。船で渡るしかなかった当時に比べ、しまなみ海道でささっと行けるのですから、随分近くなりました。その割に昔と同様、お客さんは少なく、う~ん、のんびりしているのはいいけれど、ちょっと残念。来年のNHKの大河ドラマ『平清盛』で、たくさんの人が来てくれたらと願います。


さて、その国宝級の品々は写真撮影が禁止されているのでここに掲載できないのですが、その鎧兜に負けず劣らず圧巻なのが、豊かな自然。伯方島同様、今なお緑も蒼も濃いのです。P1080777.jpg大学生の時、大山祇神社の境内で呑気に歩くネブトクワガタを拾ったこともあります。また、クヌギではなく松の倒木を蹴ってみたら中から本来針葉樹にはいないはずのノコギリクワガタの幼虫が出て来た、なんてこともありました。今回はクワガタ採りはしていないのですが、代わりにすごかったのがセミ。午後だったので、鳴いていたのはアブラゼミとニイニゼミ、そして少しツクツクボウシ。抑揚の弱いアブラゼミとニイニイゼイの歌声は、結構な数でもあまり多さを感じないものですが、もう五月蝿いのなんの。こんな風にベタベタと止まっているので、そりゃあ賑やかなわけです。


P1080788.jpgP1080793.jpgもっとびっくりしたのが、この桜の木。是非クリックして大きくしてご覧下さい。P1080785.jpg鳴いているのはいなかったので、気つかず通り過ぎてしまうところでしたが、クマゼミが上から下までびっしりと!久しぶりに遭遇した光景です。子供の頃は祖父母の家の庭のセンダンの木や、海岸線近くの桜の木でも同じように密集しているのを見たものですが、大三島ではまだこれが普通なんだから本当にすごい。観察してみたら♂も♀も、交尾はせず、ただ樹液を吸っているようでした。細い枝では産卵している♀もいました。


P1080796.jpgこんな具合なので、ちょっと鈍いショーゴだって、ほら、手づかみで次から次へと。そうだよ、そうだよ、セミを採るのに僕は網なんか使わなかったよ、息を潜めて、リズムをとって、素早くさっと。



僕は、俊敏性、そして五感は虫採りで学んだようなもの。この夏もまた、ショーゴとカンタが、しまなみ海道の自然に鍛えてもらえたらいいなぁ、なんて思いを馳せながら、大三島を後にし、僕らのサマーバケーションは始まりました。









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不思議なミンミンゼミ 

緑の蛍光色に黒でバシッと決めた姿、伸びやかで力強い「歌」、そして木の高いところにいる上にすばしっこくなかなか捕まらない気高さ。ミンミンゼミは今でも見かけるとワクワクする一番好きなセミです。ですが、同時に、好みの生息条件がよくわからない謎のセミでもあります。


P1080761.jpg僕が東京の山の手のセミ採り少年だった頃、ミンミンゼミは稀で、声がするのもひと夏に10回あるかないかでした。初めて合唱しているのに出くわし、素手で捕まえ感動したのは、小学3年生の頃参加した小田原城趾の写生大会、次が5年生の林間学校に行く途中の小諸城址だったと思います。また、愛媛でも今治市内では耳にせず、山を上がって玉川町に行かないといませんでしたので、ミンミンゼミというのは緑豊かな山の中にいるセミなんだと感じていました。


中学高校と都心部に通うようになると、そこにミンミンゼミがたくさんいて驚きました。しかも林になっている例えば皇居や芝公園の中だけでなく、車がひっきりなしに通る国道沿いの街路樹でも鳴いていました。特にプラタナスで見かけたので、今度は、もともと森の中のセミなのだけれど、都心部に多いプラタナスが好きでそれが好条件になっているんだろう、くらいに思うようになりました。「緑豊かな森のセミ、ただしプラタナスが好きで都心部には多い」それがずっともっていたミンミンゼミに対するイメージでした。


ところが、どうもそうでもないようなのです。それでは説明のつかない事象がままあります。


1つ目は、この20年くらいの間に、山の手でどっと増加したことです。今では普通に声を聴くようになっています。が、緑が多くなったわけではありません。むしろ僕の子供の頃にはまだあちこちに残っていた大地主さん達の屋敷林は、今ではほとんどなくなりました。プラタナスが増えたわけでもありません。


そして愛媛でも同じように緑が減ったのにミンミンゼミが増えた現象が。僕のフィールドの今治市の湯ノ浦では大学生の時に初めて声を聴き、おお珍しい、と驚いたのを皮切りに数を増し始め、今では一大勢力、大きな声も相まって最も賑やかに振舞っているセミです。今治も、森は大きく切り開かれ、例えばクワガタも乾燥に強いノコギリクワガタが目立つようになっていますが、そこに「森のミンミンゼミ」が進出してきたわけで、不思議です。なお面白いことに、クマゼミの鳴く朝から10時くらいまでだけは静かにしています。元々大勢力だったクマゼミと鳴き声で競合することを避け、時間で棲み分けを行っているようです。


さらに成田で観察していて気がついたことが。もともとヒグラシ、アブラゼミ、ニイニイゼミに続く4番目の勢力で、あまりたくさんいるセミではありませんが、彼らがいる場所というのが極めて局所的なのです。僕の家の近所では農家の大木、特にケヤキの、上のほうで固まって鳴いています。発生しているのもその木の周辺で、地下水が滲む土手の部分でばかり。前回の記事の幼虫もそこで見つけたものです。また、舗装された公園に街路樹があるだけで決して林にはなっていない成田市役所の周りでは、ピンポイントで早朝からミンミンゼミの大合唱です。それらに対し、雑木林の濃い緑の中にはほとんどやってこないようで声がすることは稀です。抜け殻も見つかりません。


どうも、ミンミンゼミは、単純に「森のセミ」でもなければ、プラタナスが好きなセミでもないのかも、と思うようになったのです。ですが、では何を好むの?というとすべてをうまく網羅する説明にまだ出会っていません。図鑑等では乾燥・高温に強く都市化に適応している、という紹介がなされていることもありますが、それだけだと、本来のやや涼しい山の気候を好み北海道にもいることや、例えば酷暑となる広島市や宇都宮市といった都市の中心部、あるいは昔よりは人の手が入って乾燥傾向にあるしまなみ海道の島々には今もほとんどいないことと、今ひとつしっくりしません。あるいは、ミンミンゼミの中には寒い地域の系統や耐暑性に優れた系統といった複数の性質の系統があって、それぞれの地に適応した系統が何らかの理由で入り込むと増える、というような説もありますが、それを例えば遺伝子レベルでの解明はまだされていないようです。とてもミステリアスなセミなのです。


一応僕なりに考えてみると、ミンミンゼミは、成虫は、狭い面積で構わないのである程度開けた空間で、明るく風が通る場所を好み、幼虫は、流水を必要とするセミなのではないでしょうか?風の通らない平野部の林、つまり、かつて山の手にあった屋敷林や今治の照葉樹林、そして現在の成田の雑木林よりは、風通しのよい木々、山間部の林や都心の緑、高木の上の方がよく、実は広大な森を求めておらず、移動範囲も狭いのかもしれません。そして幼虫は、抜け殻にしばし泥が付着していることからして、地下に水脈があり、かつ水はけのよいところ、例えば古城の堀のような土手部分が好きで、その条件があれば、都心でもあるいは開発されたところでも、生息できるように思います。


決して高温が好きなセミというわけではなく、成虫に風、幼虫に水があれば狭いエリアでも繁殖していくことができる、だから鬱蒼とした林が切り開かれ一見暑く乾燥した場所でもむしろ成虫には条件がよくなることもある、そんな風に思うのですが、いかがでしょうか?












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