山で採れたセップ/ポルチーニの上手な干し方








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ベーコン、アスパラガス、モリーユのクリームパスタ

『ベーコン、アスパラガス、モリーユのクリームパスタ』
<材料:4人前>
・乾燥アミガサタケ 25g

・牛乳 100cc
・アミガサタケ 100g
・ベーコン(1.5cm幅に) 100g
・アスパラガス 70g(4本)
・黄色ピーマン(スライス)50g(1/3個)
・バター 30g

・白ワイン 60cc
・にんにくのみじん切り 小さじ1
・生クリーム 200g
・お好みのパスタ 500g
・パルメザンチーズ 少々
・黒胡椒 少々
・塩

フレッシュのアミガサタケは軸の根本、土のついていたところを切り落とし、虫が入っていないようであればそのままでもよいし、心配なら縦に半分か、大きければさらに半分にカット。こちらも流水でしっかり土を落とす。
アミガサタケはそのままで味も歯ごたえもよく、あとはクリームがあればそれだけで満足なソースができます。でも、子供達の栄養バランスを考えると動物性タンパク質は必要だし、かつ茸の旨味は、動物性の旨味(イノシン酸)とあわせると相乗効果が発揮されるので、肉か魚を。去年の記事では鶏肉を使っていますが、今回は彩りも考えベーコンに。なお、魚とあわせる場合はカサゴのポワレについて書いたこちらの記事を参考にして下さい。
西洋料理でアミガサタケとはセットで用いられることの多いアスパラガスは、僕の大好きな野菜の一つ。今が旬で、今回使ったのは成田市の地元産です。自分でも栽培して食べたいと僕の家の庭にも去年植えたのですが、収穫まで3年かかるそうなので、楽しみは来年以降に。斜めに3等分、固い根本部分はさらに縦に半割りし、パスタを茹でるために用意した湯で20秒程さっと軽く塩茹でし、氷水へ。これで色も食味もグッと上がります。なお、ベーコン×アスパラガス×モリーユの組み合わせは、BLT、ベーコン×レタス×トマトに勝るとも劣らないセットじゃないかと思い、僕は密かにBAMと呼んでいます。
黄色ピーマンは色合いと栄養の兼ね合いから。なくてもOKですが、黄色ってちょっと入ると全体が鮮やかになる色なので僕はいつも意識しています。また他の野菜を加えてももちろん構いません。キャベツや菜の花なんかも良いでしょう。
他の材料は普段使っているもので。パスタはクリーム系は太いものの方があいます。今回僕は平たいフェットチーネにしました。そうそう、白ワインはいつもの通り安くてよいので辛口がマスト。チーズは理想はブロックのパルメザンやペコリーノをすりおろして使いたいところですが、我が家にはなく...。ああヨーロッパが恋しい。本家には全くかないませんが、パウダーのパルメザンチーズで。ピザ用のとろけるチーズでもいいと思います。最後、味を引き締めるためのブラックペッパー。これ案外大事なところで、ラーメン屋さんによくあるすでに粉状になったものでは効果半減、食べ手の心は動かせません。一応何か言っているけれど伝わってはこない下手なスピーチみたい。胡椒は粒を、その時々に挽くことで、新鮮な香りや刺激を料理に添える、そういう風に使うのが大事だと思います。
さて、作り方も一気にいきましょう。





アミガサタケ類は、地域によってはまだこれからも見られるようですが、成田周辺は終わってしまったようです。ここ数日時間を見つけてかなり真剣に探したのですが、ありませんでした。でも乾燥アミガサタケがあればOK。そもそもアミガサタケはレストランでもフレッシュなものを取り扱うのは極めて稀。生を炒めた歯ごたえは何とも言いようがない素晴らしさですが、ドライのアミガサタケだけでもとてもおいしくできます、是非!
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イノシシの赤ワイン煮、カシス風味 ~仕上げる~
1晩置いた鍋を火にかけて温めます。急ごうとして火が強すぎると底が焦げついてしまうし、肉も固くなってしまうし、水分も蒸発して、また調整しないといけないので、そこそこの火でたまにそっと肉が崩れないようかき混ぜながら気長にゆっくりと。もし鍋からタッパー等に移して保管していたのであれば、電子レンジでの加熱もお薦めです。






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イノシシの赤ワイン煮、カシス風味 ~煮込む~







煮汁はまだ、味も色も弱く、濃度もついていないので単独で再び火に。肉につけた小麦粉が溶け込んでいるので、あまり強火で放置していると焦げつくので中火でたまにかき混ぜながら水分を飛ばしていきます。とろりとした濃度がついてくるまで。



すると、さっきまでトマト煮のようにオレンジがかった軽い色をしていた煮汁が、もっと渋い赤褐色のそれらしい色になるはずです。

さて、これでほぼ完成なわけですが、今日は食べるのを我慢、鍋ごと冷ましてしまいます。時間を置き、かつ冷やしたり温めたりを繰り返すと、材料それぞれのもつ旨味がよく混ざり合い絡み合うらしく、煮込み料理は1晩寝かせた方が確実に美味しくなるからです。ほら、カレーもおでんもそうでしょう?ご馳走を作るには、材料やテクニックに加え、時間も味方にすることが大切です。ということで、仕上げは次回に。そうそう、ジャムの出番もまだこの後!
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イノシシの赤ワイン煮、カシス風味 ~材料の準備~
えっと、最初にお断りを。煮込み料理はゆっくりじっくり火を通すのが基本ですが、今回はさらに漬け込むという作業、さらに煮てからも一晩置くという作業も入りますので、今日調理してすぐ食べる、ということはできません。数日後を楽しみにする心構えで準備をしていきましょう!時間をかけて楽しむ——食べ手にだけでなく、作り手にも、豊かなゆったり感が求められるのが、フランスが美食の国と言われる所以のひとつではないかと思っています。
『イノシシの赤ワイン煮、カシス風味』
Civet de Sanglier au Cassis
<材料:4人前>

A ・イノシシ肉 1〜1.2kg
(掃除前で1.5kg)
・にんにく 1片
(軽く潰す)
・玉ねぎ 300g
・人参 200g
・セロリ 100g

(野菜は2cm程度の角or乱切り)
・赤ワイン 500cc
・塩、ブラックペッパー 適量
・小麦粉 適量
・サラダ油 少々
(ピュアオリーブオイルなど)
・トマト水煮缶 400g
・ブーケガルニ 1束
・マッシュルーム 120g(1パック)
(スライス)
・バター 20g

・赤ワイン(仕上げ用) 220cc
・カシスリキュール 50cc
・カシスジャム 50g
・バター(仕上げ用) 40g
一応、ブログに書くためにきちんと細かく数字を割り出しましたが、煮込み料理は分量はある程度アバウトでもおいしくできるので、実際に作る時には多少の増減は全く問題ありません。むしろ大事なのは、以下、なぜそうするのかの部分。
イノシシ肉は、ロース・フィレ以外ならどこでもよいのですが、脂身に旨味があるので、肉と脂が層になっているバラ肉は必ず入れたいところ。対してロースやフィレは、さっと火を通しておいしい部位なので、煮込んでしまっては台無し、この料理には向きません。そして、できれば骨つきで。肉は骨の周りが美味しいというだけでなく、骨が縮まるのを防ぎ、より柔らかく仕上がるためです。

玉ねぎ、人参、セロリは、西洋料理に欠かせない旨味と甘味の素ですが、だいたい3:2:1の比率で使うとバランスがよいです。いずれも2cm程度の角切りもしくは乱切りで。濾してしまうので形はあまり気にせず、また、人参とセロリは皮下が一番味が強いので、汚れていないのならば皮つきのままでOK。2cmなのは2時間くらい煮込むから。1時間なら1cm、5時間なら5cm、という風に覚えておくと便利。
赤ワインは高級品である必要は全くないですが、必ずミディアムボディ以上の重さのある赤ワインを。そしてケチらずたっぷり使うのがコツです。僕は料理にはいつも、メルシャンの『おいしい酸化防止剤無添加 赤ワイン』を愛用しています。リーズナブルで品質も安定しており、とても使いやすいです。今回のレシピではこれを丸々1本使っています。
ブーケガルニは、風味づけのための香草の束。万能のタイム、ローリエに加え、今回は少し癖のある野生の肉なのでローズマリーも。普通は長ねぎで包んで作るのですが、お茶の葉を入れるお茶パックがあればそれに入れると便利。包んで入れるのは、香りが強過ぎるなと思った時にいつでも取り出せるようにするためです。
当初は果物の風味なしのシンプルな赤ワイン煮で調理してみたのですが、イノシシ肉の個性にはもうワンパンチ甘味と酸味を加えたくなり、手元にカシスリキュールがあったことからカシス風味に。リキュールは無理に揃えなくてもよいですが、ジャムはこの料理の決め手です。ジャムを料理に使うということに戸惑いがあるかもしれませんが、豚にリンゴ、鴨にオレンジ等、ヨーロッパでは古来、肉とフルーツの組み合わせはとても親しまれてきました。ジャムはフルーツを濃く詰めたものですから、それを再現するのに一番手っ取り早い調味料となるのです。今回、僕はカシスにしましたが、カシスジャムの入手が難しいようであれば、ラズベリージャムやマーマレードを使ってラズベリー風味や柑橘風味に仕立てるのもお薦め。いずれにせよ、甘さだけでなく酸味もあるジャム、というのが鍵になります。

漬け込んだ後は、『鶏の赤ワイン煮』と手順やコツがよく似ているので、よければ、前に書いて好評のこちらも是非目を通していただきつつ、続きの次回をお待ち下さいませ。
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