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成田発 It's My Style!

千葉県成田市から、毎日を楽しく豊かに上々にする僕なりのスタイルを、広く世に問う!(大袈裟なw)

 

うろ覚えの茸達 

相変わらず3日に1度くらいのペースで意識的にウォーキングをしています。以前は5-7kmが1回の目安だったのが、最近では8、9km、時に10km以上も。それでも去年の1日あたりの平均歩数に及ばないのですから、コロナ前の、東京まで出勤しながら家事をこなす日々がどれだけハードワークだったのか。よくやってたなぁと思います。


ウォーキングはいつも気が向く方、たいてい、緑の多い方を目指すのですが、自宅の周り5km四方は、田んぼの畦道も、森の中の小径も、もう全て歩き尽くしてしまった感があるのが残念。最近は行き場を思案する時間も長く、以前のワクワク感も薄く。今週の月曜日も穏やかな絶好の運動日和でしたが、家の周辺で歩くのには気が乗らなかった僕は、お気に入りのフィールド「房総のむら」へ。月曜日は休みなので人も少ないだろうし、開放されている風土記の丘エリアと隣接する坂田ヶ池公園含めれば結構な広さなので、その中を闊歩することにしました。勝手知ったる雑木林・アカマツ林ですが、4ヶ月前ハルゼミの鳴き声を聴きに行って以来なので、多少は新鮮な気持ちで歩けるのではないかと。


今は秋の茸シーズン真っ只中。IMG_5491.jpeg去年まで2年間の今の時期はカンタの剣道の出稽古や大会が目白押しだったので、すっかり忘れていました。30cm以上の長い柄の先に丸まった傘という非常に不気味なマントカラカサタケの幼菌を見つけてから、急に茸熱が蘇った僕は、馴染みがありつつも名前がちょっとあやふやになっている茸を見つけながら歩くことにしました。実を言うと、マントカラカサタケも、最初はオオシロカラカサタケだと思っていて、この記事を書くために写真と図鑑を見直して知識をアップデートした次第です。


IMG_5493.jpeg次に目に飛び込んできたのは、これは自信があるミヤマタマゴタケ。大きくて目立ち「房総のむら」ではたくさん見つかるのに、きちんと名前がついたのがこの何年かという謎めいた茸で、このブログでも何度か取り上げています。IMG_5496.jpegIMG_5494.jpeg最近やっと載っている図鑑も出てきたのが嬉しい。その先にあった鮮やかな朱色の茸は、そう、タマゴタケ。傘が開いたばかりの一番美しい状態で僕を出迎えてくれたようでした。両者は近縁だけあって、色と大きさ以外はすごく似ています。


続いて見つけたのはテングタケIMG_5495.jpegこれぞテングタケ科というシルエットであまり大きくならない、という特徴なので恐らく間違いない。もっともテングタケの仲間には似たような姿、似たような名前の茸がたくさんあって覚えにくいです。しかも人を殺すような毒茸もあるので食べない方が良いし。このテングタケも致死性はないものの強い毒のある茸。ちなみに先に取り上げたミヤマタマゴタケは、キノコに興味がない方からすればテングタケと違いを感じないかもしれませんが、公式には食毒不明なものの、どうやら食べられるらしい。というのも、僕も所属する千葉県菌類談話会の方で、これを食して報告をあげた強者がいらっしゃるのです。僕はそんなチャレンジできないけれど。


IMG_5499.jpegIMG_5507.jpeg園内の複数箇所で目立っていた茸はナラタケモドキ。昔から食べられ親しまれている茸の1種ですが、枯れ木や切り株だけでなく生きている木や根にも寄生し、枯らしてしまう厄介物。ここでもとても広範囲に酷く感染してしまっているようでした。ちなみに見つけた時はナラタケ、だと思っていたのですが、今写真で見返したらあるはずのつばがなく、図鑑で調べてナラタケモドキというのだと。知らなかったなぁ。


IMG_5501.jpegIMG_5502.jpegもう一つこれでもかと目にしたのは、シロハツの仲間。こちらはナラタケモドキよりもさらに多く、あちこちの地面から大きな姿を表していました。残念ながらシロハツ類は同定が難しく、しかも毒がなくても味はよくなく食用に適さないんだとか。これが美味しい茸だったらなぁ。そもそも、近縁の食用菌で、特に千葉県では珍重されるハツタケも、僕にはそんなに美味とは思えない...。


IMG_5504.jpeg食べて美味しい茸では、ムラサキシメジが。ただし小さいのが1本だけ、しかもここは採取禁止なので採りませんでした。ムラサキシメジは普通11月に発生する、秋の終わりを告げる茸。出てくるのがちょっと早いよ。


夏に生える僕の大好きなイグチの仲間はもう全くなかったこともあって、少しため息は混じりつつ、森の中を軽やかに歩いてきました。











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晩秋の茸探し 

今年の秋は茸が豊作だった...らしいです。IMG_8818.jpgIMG_8819.jpg梅雨が短かったのから一転、猛暑の後の秋雨が激しくかったのが良かったみたい。生憎僕は、夏以降カンタの剣道部の付き添いが忙しくなり、探しに行くことがほとんどできませんでした。9月の末にヤマドリタケモドキタマゴタケを少し見つけたくらい。そんな中昨日はちょっと自由な時間が。しかも本当に気持ち良い秋空。早朝息子達を送り出した後家事を一気にやっつけ、茸探しのサイクリングをしてきました。


IMG_9318.jpgIMG_9319.jpg具体的にはムラサキシメジや冬にも採れるヒラタケを見つけたい。で、出発して早々、自宅そばの雑木林で、クヌギの立ち枯れからこんな茸の幼菌が。まだ小さいですが、見るからに元気なキノコ。色合いから一瞬ブナシメジかと思いましたが、よく見るとカサの下にツバがが残っていることからナラタケではないかと思います。が、ナラタケってもう少し黄色っぽいイメージがあるし、それにこんなに軸が太いかなぁ、という違和感も。帰宅して調べましたが、ナラタケにはどうやら7種類程あるらしいということを知ったまで。もう少し大きくなった頃にまた見に来ることにしてそのままに。


IMG_9320.jpgIMG_9321.jpgその林ではだいぶ前ムラサキシメジを採取したことがあり、探してみましたがなかなか見つからず。なんとか1本だけ、もう大きくなって紫色が抜けてしまったのを発見。「占地」の名の通り、キシメジ科は群生するのが普通なのですが、どんなに周りを探しても他には1本もありませんでした。


なので、ムラサキシメジがたくさん生えている場所を見つけるのを最大の目標に修正し、15キロくらい走りましたが、その後は、ムラサキシメジはおろかその他の茸も全く見つけることはできず。ずっと茸探ししていなかったから「キノコ目」の力が落ちているのかも。


IMG_9322.jpg雑木林は落葉が進み、草むらではバッタやカマキリは姿を消し、こちらの足音に驚いて飛び出してくるのは成虫で越冬するツチイナゴだけ。太ももはパンパンになる一方であまり汗もかかずに帰宅。いよいよ長い冬が始まったなぁと感じました。












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鹿嶋でアミガサタケ探し 

先週末は予定通りにアミガサタケmorille採り三昧。目指すは100本超え。


IMG_3012.jpgまずは自宅周辺で沢山採って、次に新たな発生場所を見つけに少し遠出する算段でした。が、近所のポイントには草刈りが入ってしまい、まだこれから大きくなると期待して残しておいた茸が半分以上潰れていたのが響き、確保できたのは40本500gほど。それでも通販サイトでは輸入物で1万円以上で売られている量です。こんな身近にもあるのに、わざわざ遠くから仕入れたものが高値で取引されているというのは、なんとも面白い現象です。


IMG_3032_2017042520581899c.jpgIMG_3033_201704252058193c9.jpg翌日曜日、カンタと出かけたのは釣りでお世話になっている茨城県鹿嶋市。このブログを通じて知り合ったTさんから、見つけたという知らせももらっていたので、かねて当たりをつけていた場所を一緒に見て回ることに。と、読みが面白いようにあたり、あるはあるは。ここでも惜しくも草刈りの餌食になってしまったものが多数ありましたが、同業者が入った形跡はなく独占状態。春というよりはもう初夏と呼べるくらいの爽やかな陽射しの下、鮮やかなツツジの赤とタンポポの黄色に隠れるように点々と生えるアミガサタケを目を凝らして摘んでいき、前日よりも少し多い50本ほどを確保しました。成田周辺ではほとんど見たことのないアシブトアミガサタケの幼菌も。


IMG_3053.jpgこれでこの春の収穫は130本程、久々の3桁超えとなりました。今年は周期的に雨が降り気温も上下動が激しいので、まだ期待できそうな気がします。過去のブログ記事を振り返るとゴールデンウィークの初めに沢山採ったこともありますし、アシブトアミガサタケは他のアミガサタケよりも遅く発生するという情報もあるので、もう少し楽しめるかもしれません。


IMG_3063.jpg今回は、いつものクリームパスタにちょっとひねりを加えて、トマトクリームソースで。美味しそうな広島県産のちご鯛(チダイ)がどういうわけか破格に安く売っていたので、1人1匹つけて食べましたが、モリーユのグアニル酸、トマトのグルタミン酸、魚のイノシン酸の旨味成分がかけ合わさって、とてつもなく美味しい味になりました。












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Tag: アミガサタケ  モリーユ 
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三分咲きのアミガサタケ 

足早に過ぎ行く桜の季節。IMG_2921.jpg成田市では、満開となったのは先週の半ば、例年より1週間遅れた感じです。IMG_2884.jpg7日にあったショーゴの高校の入学式では、ちょうど満開になるのかなぁと思っていましたが、惜しくも三分咲きでした。右の写真は、入学式の朝、鏡の前でネクタイ締めのレクチャーをする僕とショーゴ。


IMG_2971.jpgIMG_2975.jpg桜が散ると同時に姿を現すアミガサタケmorilleは、お花見をした先週末には全く目にしませんでしたが、この土曜日には、地面を覆うピンク色の花びらを押し退けるようにして生え始めているのが見つかりました。大半がまだまだ小さく、晴天の下大きくなるのを期待して1日待ってみましたが、夏の茸のようには急激に育たないようでほとんど変わらず、楽しみは来週末まで先延ばし。それでも50本弱を手にすることが出来ました。


IMG_2983.jpg年によってはゴールデンウィーク初めまで2週間に渡って発生し、100本以上を採取できる時もありますが、ここ数年は、出だしは良くても後が続かず、期待した程収穫できていません。去年はいきなり50本採れたのですが、雨が少なく気温が急激に上がってしまったのが響いたようで、翌週には全く見つかりませんでした。今年は桜が雨に濡れる日がとても多かったのと、今週以降も繰り返し天気が崩れそうなので、ちょっと期待できるのではないかと。また、発生場所ももっと見つけたく、来週は少し遠出をしようかと考えています。


IMG_2987.jpg夜には、早速いつもの通りにアスパラガスとクリームパスタで味わいました(レシピはこちらに)。みどりの日には船釣りも予定しているので、自分で採った山の幸と海の幸を合わせても食べてみたいとも思っています。












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美味しい毒茸、アンズタケ 

夏恒例の茂木町近辺でのミヤマクワガタ&茸採り、今年3回目はショーゴもカンタも揃っての3人での日帰り旅でした。IMG_4899.jpg去年のようにキャンプをしたかったけれど、ショーゴは県大会を控えしかも受験生、前後のスケジュールから厳しく、泊まりはなしに。その分朝早起きして、9時過ぎには現地入り。今度こそミヤマクワガタを、と意気込み、あちこちの林に入りクヌギやコナラを片っ端から揺らしましたが、落ちてくるのはやはりノコギリクワガタばかり。ノコを50匹くらい見た合間に、かろうじて大型の♂1を含む8匹を確保という結果でした。


DSCN4532.jpgDSCN4533.jpgゴム槌を振り続けること4時間余り、自分が知っている好ポイントをあらかた周り、今日もミヤマは少ないなぁと、雑木林の端に腰を下ろして休憩していた時、すぐ脇の斜面に蜜柑色した派手な茸が点々と。もしやこれは、とすぐにピンと来て、持ち歩いている図鑑で確信したのは、アンズタケ。フランスではジロールGirolleとかシャントレルChanterelleと呼ばれ広く親しまれている茸です。前々から日本にも生えるとは知識としてあり、フレンチ好きな僕は、セップCepe、モリーユMorilleに親しんだ次はこの茸を、と思っていましたが、一度もお目にかかったことがありませんでした。それをここでこんな風に見つけるとは。


IMG_4905.jpg最初の1本を手にすると次から次へと見つかるのが茸の面白いところで、よく見ると下草に隠れてあちこちに。小さいのはそのままにしてそれなりに育ったものだけを収穫しましたがご覧の通りの量になりました。見慣れない茸はやはり何かの毒茸ではないかという不安感がありますが、まとめて匂いを嗅ぐとほのかに杏の香りがするのでもう間違いありません。


...が、日本ではアンズタケはそもそも毒茸扱いと。知らなかった。いわく、ヨーロッパでは食べられているけれども、微量ながら毒をもっているので注意が必要だとか。もしかしたら日本のだけが毒をもっている亜種なのかと調べましたが、そういう記載は見当たらず。じゃあ量に気をつければいいのだと思いきや、今度はまた別の怖い記述が。チェルノブイリ原発事故の後に輸出されようとしていたこの茸にセシウムが蓄積されているのが判明、大量に廃棄処分になったというニュースがあったことから、放射線物質を取り込む特性があると見られる、と。が、これはどうやら地面に生える菌根菌の茸共通の性質であってアンズタケに特異的なものではないようです。採取した茂木町は福島の原発から100キロ程で、そこで採れる野生茸は未だに出荷制限がされてはいますが、一方で、セシウムが検出されなくもなってきているようです。そもそも去年もここで採れた夏の茸、食べちゃってるし。


IMG_4933.jpgなので、やはり食卓へ。IMG_4942.jpg茸は本当は水洗いしない方がいいのですが、できるだけ土を落としたく流水で掃除してみたところ、実に鮮やかな山吹色になりました。沢山食べたら消化に悪いだろうと、半分を使ってチキンクリームパスタにしたら、いやぁ、美味しい。歯ごたえも旨味もあり、彩りが美しいヒラタケのような感じでした。


アンズタケは他の菌根菌の茸以上に、同じ所に繰り返し生えるようなので、今後への楽しみがまた1つ増えました。












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